活動紹介 − 市政情報
【15.06.28】子ども発達センター(福祉の村) 工事契約
酒部建設グループが落札
福祉の村を障がい児・者に特化した施設とするために子ども発達センターと新友愛の家の施設整備が行われます。
子ども発達センターは、保健所の1歳6か月・3歳児検診で発見された発達に心配のある子どもを対象に、早期発見・診療・療育のためにするためのもので、相談、医療、支援の3つの機能をもちます。
総額57億1573万円で、内訳は
★建設・設計費=
28億6621万円
★維持管理費(15年間)=
12億6197万円
★運営費(15年間)=
15億8754万円
で
坂部建設グループである岡崎ウェルネスサポートセンター(株)が契約しました。
施設の供用開始は平成29年です。
センターの建設によって、若葉学園、めばえの家は新友愛の家として建て替えられます。
ゼネコンの役割不明
SPCの中で大林組はマネージメントをすると言いますが、その役割は、明確ではありません。出資は100%酒部建設です。なぜゼネコンが必要だったのでしょうか。
PFIはそもそも、ゼネコンに有利な資金援助を行う仕組みでもあります。福祉の現場に企業の利益追求の論理を持ち込むべきではありません。
支援、相談、医療の3部門
3つの機能の概要は下表のとおりです。
そのほか総合受付をパブリックサービスが受託します。
日本共産党市議団は「子どもたちの発達に直接かかわる施設で、福祉の分野は民間委託ではなく直営で行うべき。受付についてもパブリックサービスでなく事業内容からも事業団が一貫した流れの中で行った方がよい。子ども発達支援センターの運営は今まで通り事業団が担うことを考えれば、わざわざPFIで一括長期発注しなくても、建設・維持管理と運営を切り離して発注した方が良かったのではないか。子ども発達センターは、保護者や関係者の願いであり賛成だが、体育館が有料となる」ことから反対しました。
医師・看護師の体制充実を
子ども発達医療センターの医師の体制が小児科医3名です。
豊田市のこども発達センターでは、医師の体制は5名、診療部門では、小児精神科・小児神経科・小児整形科・耳鼻咽喉科・小児歯科・ひ尿器科と専門医をそろえていました。施設の利用は、0歳から18歳までとなっており、理学療法・作業療法・言語聴覚療法・心理療法を行っていました。岡崎市でも、今後、専門医の確保が必要です。
岡崎市には、市民病院や青い鳥学園・盲学校・聾学校がありますが、計画策定委員会でも意見が上がっていたように障がい児・者の相談や療育等を未就学児のみとせず、せめて18歳まで、岡崎市も対応できるようにすべきです。早い時期での見直しを要求しておきます。
送迎バスの運行を 清楽荘に替わる施設を
送迎バスは、全体の30%しか利用していないから、「行わない」という答弁がありましたが、保護者が障がい児・者を送り迎えは、大変なことです。現在の大型バスを小さいものにするなどしてより利便性の高い福祉の村とすべきです。
新たに、受診、相談・・療育・リハビリを行っている間、兄弟姉妹を預かってくれる託児所ができます。保護者の要望でした。一般保育所の一時保育と同じ料金で1日2000円、子ども4人に1人の保育士を付けます。
発達センターのランチルームは給食時間以外の時間は、無料で利用できるのでお母さんたちの交流にも使えます。
保健所の子ども発達サポートは廃止されます。
友愛の家の体育館・清楽荘を改修した新しい活動室等は有料となります。
ほぼ毎日利用されていた清楽荘は、「不便になる。精楽荘をなくさないで」の声が多く寄せられていました。「活動室」があいてれば、利用できますが、まる一日借りると1万1040円と高額です。市民サービスの低下であり、この点で、日本共産党は、議案に反対しました。