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【1510.22】2015年度自治体キャラバン

市民団体から多数の要望

10月22日、2015年愛知自治体キャラバン実行委員会が岡崎市を訪問し、岡崎市内の市民団体とともに、医療・介護・子育てなど社会保障の拡充について懇談・要請を行いました。
年金者組合・新日本婦人の会・民主商工会・あったか市政の会・革新岡崎など40人を超える参加者があり、日本共産党岡崎市議団も参加し、陳情項目に沿って活発な意見交換が行われました。
納得のいく回答は得られませんでしたが、これまで、自治体キャラバンの要望によって、「子どもの医療費無料化」「肺炎球菌ワクチン無料化」などが実施されてきました。

【介護保険】
(質問)
「特別養護老人ホームの待機者が愛知県2万人のうち岡崎市が2番目に多い2000人いる。なかなか入れないが今後の計画はどのようか」「入れるところがないので無届け老人施設に入らざるをえないが、危うさを考える、国民年金でも入れる施設を」
(回答)
「岡崎市の6期目計画(H27〜29年)で29人入所の地域密着型小規模特養を5ヶ所建設を考えている。今回の法改正で特養の入所が介護認定3以上となったことで待機者は1000人と減っている。施設を作れば保険料に跳ね返ってくる。また施設を作っても利用者が集まらない等の問題がある。グループホーム・有料老人ホーム・老人保健施設等で対応していく」

【国民健康保険】
(質問)
「保険料の滞納で保険証がなく、病気になっても医者にかかれず、亡くなる人がでている。岡崎市の資格証明書の発行が、昨年643世帯、今年597世帯と豊田市5世帯、豊橋市124世帯と比べても異常に多いが何故か」
(回答)
「納付の能力がないことを相談していただければ『猶予』などできるが相談にこられない。無保険の人が入院して一時「短期保険証」を発行し、退院してから納付の相談をするなどしている」

【生活保護】
(質問)
「生活保護の職員が1年交代では相談者の暮らしに寄り添うことができないのでは?」「憲法25条は『健康で文化的な生活を営む権利がある』。窓口に来た人に。水際作戦をしていないか?『受給できないのでは』といって申請書を渡さないことがないようにして欲しい」
(回答)
「生活保護基準に基づいて対応しています」

【子育て支援】
(質問)
「子どもの貧困率は6人に1人といわれています。就学援助制度の対象を豊田・豊橋市は生活保護基準の1.3倍、岡崎市は26年度より1.2倍に拡大したが、さらに引き上げるべきでは?」「飛島・設楽・東郷町などは子どもの医療費無料化を18歳末まで拡大している。安城市・南知多町は、入院のみ無料。岡崎市でも実施を」「市長の選挙公約『学校給食費の無料化』について、給食は子どもたちの『命綱』ともなっている。義務教育は無償の立場からも実施はいつからなのか」
(回答)
「給食の無料化は「検討の段階」。医療費無料化の年齢拡大・就学援助の対象拡大は「現在のところ考えていない」

【予防接種】
(質問)
「65歳以上を対象とした高齢者肺炎球菌ワクチンは、5年間有効。2回目についても助成制度にして欲しい」「子どものおたふく風邪・B型肺炎・ロタウイルスワクチンについて助成制度を作っていただきたい」
(回答)
「子どものワクチン接種については、国が検討しているので動向を見ていきたい。高齢者の肺炎ワクチンは、2回目も対象とし、自己負担は今まで通り2000円」

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鈴木まさ子 中根よしあき
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