活動紹介 − 議会報告

【18.09.16】重いランドセルの対策を(市議会議員 新免はるかの一般質問)

重いランドセルから子どもを救おう

  ランドセルは決して軽いものではありません。
 今、小学生の間で腰痛や肩こりを訴える子どもが増えてきており、その原因のひとつではないかと言われているのが、重いランドセルです。
 7年前から始まった「脱ゆとり教育」により教わる量がそれまでより3割以上増え、教科書の厚さ・サイズや副読本の増加でランドセルが重くなっています。

重いと思っていますか

新免はるか議員はまずランドセルや通学かばんが重いという認識があるかを質しました。
教育委員会は
「体力や体格によって感じ方は様々だとは思うが、決して軽いものであるとは思っていない」と答弁。 「重いものを持って歩く事が精神修養になると思っていないか」との確認には「登下校で体を鍛える必要はない」と回答しました。

健康への認識は

重いランドセルへの対応として、勉強道具を持ち帰らず、学校に置いていっても良いとする『置き勉』があります。岡崎市では各学校において負担軽減策を考え、実施しているとのことです。
 『置き勉自由化』を始めた岐阜市立岐阜小学校の校長先生は「児童の安全や健康は全てに優先する」と、重いランドセルは安全や健康に支障をきたすと言っていますが教育委員会の認識はどうかを質しました。教育委員会は「交通安全の問題や体に影響を及ぼす事は充分に考えられる」として昨年8月の校長会議で過度な負担にならないよう依頼をしているとの事でした。

「置き勉」に統一した見解を

教育委員会としての正式な通知はありません。
 各学校の判断に任せていると学校の方針によって健康障害が起こる可能性のある学校と起きない学校が発生する事から、新免議員は教育委員会として「置き勉」の統一的な考えを示すべきと質しました。「色々な学校の状況があるので、健康・安全に充分配慮し、各学校で見直しをしながら過度な負担にならない様依頼していくのが適当」と答弁がありました。
一般質問後の9月3日には文部科学省が「置き勉」を認めるよう全国の教育委員会に通知を出す、という報道がありました。
 岡崎市では、資料集や副読本は学校で保管をしているようですが、絵具セットなどについても認めるか、学校ごとに違いがあり、教育委員会は市内の小中学校の実態調査をすべきです。  

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鈴木まさ子 中根よしあき
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