活動紹介 − 議会報告

【20.11.22】11月臨時議会「おかざき市民応援給付金 否決」

日本共産党は意見を述べて賛成

11月9日に、審議の始まった「おかざき市民応援給付金」。
当日、自民清風会から、「市長の答弁があいまい」との理由から、資料請求を求め、延会になりましたが、さる18日、質疑、討論、採択が行われました。
 日本共産党は賛成、その他の34人すべての議員の反対で、否決されました。
 岡崎市議会で、市長が提案した議案が否決されたことは、数十年来経験がありません。
 反対した、自民清風会、民政クラブ、チャレンジ岡崎、公明党、無所属議員の主な意見は次の通りです。
基金195億円を取り崩す ことは将来にわたって多大な 影響を及ぼす
・市長の公約のために、この1か月を浪費した
・市の職員の労力を要したこと は本末転倒
・今後の岡崎市民の生活に与える影響の甚大さを考えると賛成できない

 日本共産党岡崎市議団の討論(見解)は下記。

おかざき市民応援給付金について 日本共産党市議団の賛成討論の要旨

日本共産党は、市長選挙に当たり、自分たちの掲げた公約の実現のため、政策応援をしました。
 5万円給付は、日本共産党の公約ではありませんが、多くの方が意見をお寄せくださいました。

コロナで困っている人には給付を

これが多くの共通する意見でした。

《議会と市長の関係》
 市長がいうよう、「市長も議員も背負っている民意」があります。
 それぞれが建設的な議論を積み重ねていくことが本来の行政と議会のありかたです。
 日本共産党は12分の1の議席があれば、修正案を出して闘いたかったです。

公約は取捨選択で

《公約実現の見通し》
 他の公約が実行されないなら、給付すべきではないという意見もたくさんあります。
 日本共産党も、まちバスやデマンドタクシーを市内全域に走らせてほしいという市民の要求を実現したいし、少人数学級、給食費の無償化、PCR検査の拡充、などできる限り急いで実施をしていただきたいものもあります。
 市長の答弁では「取捨選択をしていく」とのこと。

すでに公約実現に着手

すでに市長は、コンベンションホール建設中止について、相手方の建設会社に中止の話し合いを行っているということです。八丁味噌のGI問題も、農水省を訪れられ、水道事業の民営化する意思はないことは、厚生労働大臣あてに宣言をされました。
PCR検査などのコロナ対策は緊急に。

日本共産党の提案

〇子どもを含めた人口の 約半数の非課税の市民 に優先的に支給をし、 早期特別申請も受け付 ける。
〇あとの人は、現金給付 だけではなく、市税や 国民健康保険料や介護 保険料、保育料の減額、 水道料金にも充てられ るようにする
〇所得制限など線引きを せず全員給付
〇給付期間は長期で

修繕の基金は一部残して

《基金、財源》
 東岡崎基金、公園基金、文化施設基金、美術博物館基金、の4つについては、当面の大規模な支出の予定がないということで、すべて取り崩します。公共施設保全基金は20億円以上取り崩した実績がないので、24億円残して、20億円取り崩します。
 財政調整基金は、50億円あれば来年度予算編成が可能なので、31億円取り崩します。
 合計117億円となり、23万4千人の給付金額となります。

市長選挙の結果は

《市長選挙の結果》
 岡崎市民は、「5万円欲しさ」に投票したわけではありません。
、22億円の人道橋が市民の目の前に現れ、それに続く80億円のコンベンションホール計画を知り、「そんなお金があるなら、まずはコロナ対策をすべき!」という怒りと願いが寄せられた結果でした。
 そして、前市長の言動に市民がうんざりした結果だということです。

市民参加型市政を

この機会を逃さず、市民声が市政に反映される市民参加仕組みづくりを!

マスコミ報道のゆがみ

11月13日に放映された テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショーでは、「岡崎市民が5万円に釣られて投票をした」と 市民を見下したようなコメントがされたとして、市民の中から怒りが沸き起こっています。
 市長の「採決直前の議案撤回」や鈴木雅子市議の「議案に反対」など、
事実が捻じ曲げられた新聞報道が続いたことにも多くの怒りが寄せられています。

コロナ対策は国の責任

来年度の市民税の減収を補填する「減収補填債」が認められるのは、法人市民税の法人割と利子割交付金のみ。重要な個人市民税の減収の補填がありません。リーマンショックの時の臨時財政対策債は市税収入の減少に対して充当率がもっと高いものでした。
 これは自民公明政権の悪政が、自治体と市民を見放している結果です。

市民派市長ガンバレ

本日岡崎市役所の前には、「市民派市長頑張れ!」などの横断幕をかかげ市民のみなさんがアピールをしていました。この方たちは、なにがなんでも5万円を給付せよという立場で立たれているのではありません。「市民に寄り添った政治をしてほしい」という思いです。
 職員のみなさんも、今までと180度、方向が変わる事も多々あり、市長と意見の違う事もありますが、市民のための市役所を作りたいという思いは一緒だと思います。 話し合いを重ね、公正な事務執行を。

ブレない姿勢で!

市長も10万票の重みを実感し、ぶれずに圧力に屈せず、市民の熱望する公約の実現に邁進してください。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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