活動紹介 − 市政情報
【11.08.28】大規模盛土分布図を公表
地滑り防止、建築チェックを!
阪神大震災、新潟中越地震などで大規模に盛り土造成された宅地で、滑動崩落による被害が発生したことを受け、国は平成18年度に宅地造成等規制法の一部を改正されました。
これにより、3000?以上の盛り土造成か、盛り土前の傾斜が20度以上で高さ5mの盛り土造成が行われた地域を示す「大規模盛り土分布図」が作成・公表されました。
昭和33年と平成18年の地形を比べて、盛り土部分と切り土部分が色分けされています。
盛り土には谷を埋めて土を入れた「谷埋め型」と山を削った「腹付け型」の二つがありますが、上図のように、傾斜地の高い部分を削り低部を埋めたてた腹付け型は地滑りの危険があります。
大規模盛り土造成地がすぐに危険ということはありませんが、「建築などに注意が必要である」としています。建築上の規制は特にありません。ホームページ参照(岡崎市役所建築部)
主な造成地
特に大規模な盛り土造成地となっているところは次の通りです。
おもな
大規模な盛り土造成地域
滝団地
竜美丘
緑ケ丘
本宿グリーンランドと県営住宅
竜谷小学校と愛光ホーム
桜台
藤川台
田口 エコロタウン
小呂ミタライ区画整理
真伝区画整理
松橋住宅
万燈山(東岡崎周辺)
茅生の里
岩津住宅
香山の里
花園タウン
市民病院
(ただし、工業団地などは居住者が10名以下のためのぞく)
災害防止のために建築時のチェックを
この大規模盛り土箇所に家屋などを建築する際には何ら規制はありません。しかし、阪神大震災でも腹付け盛り土が地滑りを起こしました。
日本共産党は、「土砂災害、浸水、液状化の危険性のあるところへの住宅建設は、市がチェックをする体制を作ること」を求めています。また、できるかぎりの地滑り対策が必要です。