活動紹介 − 議会報告
【12.02.16】議員定数問題 審議打ち切り
岡崎市議会議会運営委員会は、昨年12月から議員定数(現行40名)の削減について審議してきました。
議会運営委員会は、正・副委員長を含めて10名の委員で構成されています。(自民清風会=4名、ゆうあい21=3名、公明党=1名、日本一愛知の会・岡崎=1名 自民絆の会=1名)
3年前に会派の規定を2名から3名に改悪した為、日本共産党市議団は、残念ながらこの議運に参加できません。
審議打ちきり
2月15日に開かれた議会運営委員会では、
自民清風会は、
「市町村合併後も削減努力もしており拡大した地域の一体性も必ずしも充分でない状況では現行の定数を削減する状況にない。市民の意志や意見交換会を通して市政報告会などで意見の聴取をしてきている。定数の減には賛成できない。減らすという論議を今後の委員会でも行うのであれば審議を打ち切りたい」と意見を述べました。
ゆうあい21は、
「4名減もしくは2名減と示したが定数の減の論議はないと言うことであれば今後の議論は今回で打ち切ればよい」
公明党は、
「削減の可能性があるのであれば今後も論議すればいいがそうでなければ、打ち切ればよい」
最終的に委員長は「3月議会には、全会一致の合意に基づく議案提案はしない」と宣言しました
しかし、削減派の議員から独自に議員提出案件として提出される可能性もあり、定数削減の議論が終わったわけではありません。
市民のための議会の改革を
市民の求めるものは、「議員が市民のために動いてほしい」ということです。議員の活動が市民に見えていないために「議員の定数を減らせ」という声にがあります。定数削減の前に「議員や議会はどうあるべきか」という論議をすべきですが、現在の議会では議員定数の削減=議会費の削減という観点でしか審議されていません。
委員会では、「なぜ議員を減らすのか。議員は何をすべきか。市民は議会や議員に何を求めているのか」の論議はどの会派からも出ませんでした。
党市議団は、議会費の見直しについて年間60万円の政務調査費の半減を要求し、年間1議員17万円の一般行政視察費や視察時のグリーン車の利用の廃止などを論議すべきと一貫して提案しています。