活動紹介 − 市政情報
【12.03.09】八帖交差点立体交差化、事実上ストップ
住民要求の勝利
国道一号線と国道248号線の交差点を立体交差化する国土交通省の計画が平成15年から進められていましたが、地元住民から「横断しにくくなる」「粉塵が降下する」「商店に入りにくくなる」などの声が上がり、248号線側をもちあげるか、一号線を持ち上げるか、などさまざまな提案がされてきました。
国道一号線東向き右折帯を二車線に
現時点では矢作橋を東におりてきた国道一号線の右折帯を2車線にすることで、立体交差化の計画は事実上ストップしました。
市都市整備部によれば、「渋滞の原因は、矢作橋からきて248号線に右折する車が右折帯以上に伸びたときに、渋滞が起こることと、248号線の青信号時間が短いことで両道路の渋滞がおきると考えられる。右折車両を増やして通過車両を増やしその分、248号線側の青信号時間を長くして渋滞が緩和できると予測される」とのことです。
大企業のための道路ではなく住民のためのまちづくりを
立体交差化のために、地元懇談会が11回開催されてきました。国土交通省はすべて断念したわけではなく、今後も検討を続けていくとのことですが、豊田に通じる道路の中で渋滞による時間のロスを生じていた道路でもあり、大企業のために公共事業を起こす国土交通省としては、是が非でも実施したかった事業であったと考えられますが、地元住民の「自分たちの町を守りたい」というパワーの勝利と言えます。