活動紹介 − 議会報告
【14.06.15】一般質問 乙川リバーフロント計画
殿橋上流に人道橋 必要性をただす
内田市長は、この間、殿橋と明代橋を架け替えて、デッキのように歩道部分を広げて、人が滞留でき
、イベントや屋台が開ける橋にする、という「ツインブリッジ構想」を議会や対話集会など様々な場
所で語ってきました。
日本共産党市議団は、「殿橋も明代橋も県の橋。耐震が必要ならば県が行うよう要請すべき」と議
会の中で唯一異を唱えてきました。
殿橋は県が耐震化をして長寿命化はかる
市長肝いりでつくった「岡崎活性化本部」のリバーフロント部会(以下部会)の議論の中で、県から「
殿橋は耐震化をはかり、長寿命化をはかる。すぐには壊れない。新しい橋りょうは非常に難しい」と
市長のツインブリッジ構想は、技術面から否定されました。しかし「切り離して公園橋を単独でつくるとすれば相当安く、早くできる」と市長のツインブリッジ構想に助け船をだしました。
年末に初めて議論 翌月すでに予算化
市は 殿橋と明代橋の間に人道橋を造る案を12月の部会に提案。部会は、翌年2月に部会は「乙川リ
バーフロント地区基本方針のための提言」を発表。6日後に、議会全員協議会で出された平成26年度
の予算に、「人道橋の設計費」の予算がついていました。市が「整備基本方針」を発表したのは3月
議会終了後の月末でした。
すでに部会で話の始まる10月以前から、設計を進める「橋ありき」の計画が、市によって進められていたことがわかります。
交通量調査や 周辺商店街への聞き取り不十分
鈴木市議は、前項の「橋ありき」の問題を含め、3つの点からこの橋の問題点をただしました。
?平成18年〜27年の観光の方針である「観光基本計画」には乙川リバーフロント計画は含まれていな
い。観光基本計画は、公募委員を含め作られ、「市民参加」が前面に出た計画になっている。市長は
、「観光産業を岡崎市の新たな経済の柱にする」というのであれば新たな計画をつくるべき。
?東岡崎から、人道橋を渡り、篭田公園までのにぎわいを創出するというのに、東岡崎や伝馬通の人
たちの意見を聞いていない。
?明代橋の歩行者が日に4000人、殿橋の自転車が日に3000台という調査(平成17年度)がでて
いるが、新しい人道橋ができたからといって通勤通学の人が利用するのか、殿橋・明代橋をわたる人
たちが篭田方面方向に向かう交通量の調査がしていない。
鈴木市議は、「市民には財政厳しいと、各種補助金をカットし、ハコモノ全盛期に作り続けた施設の
老朽化対策に非常な予算が必要となっているときに人道橋に何億ものお金をかけることに納得できな
い」と述べました。