活動紹介 − 議会報告
【18.09.09】りぶら駐車場の無料時間の拡大を(市議会議員 鈴木まさ子の一般質問)
りぶらの駐車場無料を2時間以上に
鈴木雅子市議は、りぶらの駐車場料金の問題を取り上げました。
図書館りぶらが平成20年11月に開館した時に、駐車場は3時間まで無料でした。
駐車場が満車を繰り返し、回転をよくするためにという理由で平成23年10月から無料時間を2時間に縮めました。
日本共産党市議団は、一貫して、文化や市民活動を保証する上で有料駐車場であることに反対してきました。
駐車場増え満車解消へ
りぶらの入館者数は、開館翌年に161万9千人、それから減少し平成26年は137万3千人、昨年は145万5千人とやや減少傾向です。
開館当初と現在の駐車場の収容台数を比較したのが下の表です。
過去にセルビの駐車場が560台ありましたが、そのうちりぶらのために使われていたのは約60台程度しかありませんでした。
したがって全体では50台ほど増えています。
また、平成29年度に直営駐車場が満車になった日数は、開館日310日中本館162日、東第一123日、東第二4日 (答弁)でした。
鈴木市議は「東第二駐車場が満車になったのは年間4回とのこと。桜まつり、花火の観光客も利用しているので実質、りぶらの駐車場全体では年間通じて満車になったことがない、とみていいか?」の質問に対し、社会文化部長は「そのように想像できると思う」と答弁。
駐車場が増えて、満車が解消しています。
直営駐車場では、利用時間が2時間を超過して利用する人は全体の14%、またそのうち約80%の人が3時間以内に出庫しています。
市が無料時間を2時間にしている理由は、
・シビコ駐車場は2時間無料サービス、アオキスーパーは90分無料。
・渋滞が慢性的に発生し国道一号線などへ影響する
・提携駐車場への無料サービスの分の支払いが想定以上に膨らんだ
・りぶら周辺の環境の変化と近隣駐車場との関 係性を考慮した。
とのこと。
鈴木市議は「文化講座や図書館での学習など、もっとりぶらを楽しんで使ってもらえるようにせめて、館内を利用している人たちには2時間を超えても無料にするべき」と要求。
市は「民間駐車場の営業を圧迫する。開館当初以上に渋滞を引き起こす。提携駐車場への負担金も膨大なものになる。回転率を上げるには今の制度設計は合理的」と答弁。
講座やイベントの途中で、出庫のためにいったん席を立つ、こんなあわただしさがなくなり、多くの人が文化や市民活動をゆったり享受できる施設にしたいものです。