活動紹介 − 市政情報
【21.08.22】公立保育園の民間移管〜岡崎の保育を守ろう〜
第一号は六ツ美北保育園
幼児教育の無償化に伴い、岡崎市の負担軽減のために、公立保育園を民間移管する計画が進められてきました。
9月上旬に募集
その第一号として六ツ美北保育園(現在159人が在園)の民間移管先を応募することが先ごろ発表されました。
9月9日まで応募受付、その後、選定委員会で優先交渉権者を決定し、再来年2023年4月から運営移管する計画です。
応募の条件は、「県内社会福祉法人であること」ですが、「応募がなければ学校法人も可能」としています。
歴史ある岡崎の保育
岡崎市には公立保育園35園、私立保育園18園があり、古い歴史のある私立保育園では、公立並みの保育水準が保たれてきたことは、公私の努力の結果です。
岡崎市では、子どもたちや保護者にとって、公立か、私立か、はあまり問題にされてきませんでした。
保育の水準保てるか?
ところが、今回は、市外の法人や私立幼稚園などからの応募も可能ということであり、いままで岡崎市が保ってきた保育の水準が保たれるのか、疑問があります。
待機児解消できない
先ごろ、岡崎市での現在の保育園待機児童が「72人」と発表され、そのうち1歳児が71人です。
対策として岡崎市は、、2022年4月に新しい園(公設民営)が若松町に開設するのと、空きスペースを活用した0歳児から2歳児の入所枠の拡大をすることで、待機児の解消を図るとしています。
民間ではなく公立園を増やして保育士の待遇改善を
そもそもは、国が保育にかかわる補助金(建設費、運営費)を交付金化して、国の負担分をへらし保育への責任を放棄してきたことにあります。
民間経営ではなく、公立保育園を増やし、子どもたちの豊かな成長が保証できる保育を継続すべきです。
そのために、保育士の待遇改善を図ることが急務です。