活動紹介 − 議会報告
【22.07.17】保健師のさらなる増員を(中根よしあき一般質問)
保健所の体制
コロナウイルス感染症の対応にあたる保健所職員およびサポートをしている職員に敬意をはらうと同時に、現場の労働環境がどのようになっているのか、ただしました。
過労死ライン のべ131人
第6波と言われた昨年12月から3月までの間で、過労死ラインである月80時間以上と100時間以上の時間外労働の状況について質問。
時間外勤務が月80時間を超えた職員はのべ131人。その内保健師はのべ47人。100時間を超えた職員が述べ69人、うち保健師が19人でした。
中根議員は、超過している職員が産業医の面談を受けれているか、質問。
39人が面談を受けているという答弁がありました。産業医が二名に増員されているものの、全員が受けられているという現状ではないことがわかりました。
労働環境守る対策
中根議員はさらに、職員の健康を守るための対策について質問。特に業務と業務の間を11時間空けるインターバル制度の導入について尋ねました。
保健所は、「4週間で8日の休日を取得する交代制勤務を導入している。基本的には、1週間を超える連続勤務は発生していない。インターバル制度については、可能な範囲でインターバルを配慮しているが、感染症対策、特に寄り添った対応が必要となる患者の健康観察と昼夜を問わず命に関わる業務のため難しい面もある」と答弁。
保健師の さらなる増員を
中根議員は、さらに、男性用と女性用の休憩するスペースを設けること、過度の負担にならない業務の仕分けなどについて提案
奈良県立医科大学が、「人口当たりの保健師の多い自治体では、感染者が少ない」という論文を紹介し、昨年度4名の増員をした努力を評価しつつ、さらなる保健師の増員を求めました。