活動紹介 − 議会報告
【10.12.04】介護保険さ来年度改正 一般質問木全
日本共産党きまた昭子市議は、来年度国会提案する介護保険制度改正について、一般質問を行いました。
さらなる負担増
11月25日、厚労省の社会保障審議会介護保険部会は、2012年度の介護保険制度改正に向けた意見書をとりまとめました。きまた市議は「見直し」案では保険料・サービスについてどのように書かれているのかたずねました。
今でも少ない軽度の利用者
現行の制度でも利用料金が高い等の理由もあって利用がのびず、21年度決算でも年18億円の不用額を出しています。介護度別の利用状況は左表の通り、全体で2割の認定者がサービスを利用しておらず、また、介護度が低いほど利用していない人が多くなっています。
特養待機者1797人生活保護・低年金でも入れる施設を
「特養待機者数は」との、きまた市議の質問に答弁は「1797名」。「施設建設計画をどのように考えているのか」との質問に「国はユニット型の個室の方針で進めていく。保険料を総合的に考えながら施設計画を立てていく。国は在宅の限界値を上げる(在宅介護をふやす)という方針。施設はそれを補完する位置づけになる」と答弁がありました。きまた市議は「これをやればやるほど利用を受けられない高齢者が増えてくる。」「竜泉寺の愛厚ホームは多床室で生活保護や80万円以下の年金者でも入居できる。来年度建て替え計画があるが、市としても、これの100床を確保するよう要求すべきは」との質問に福祉保健部長は「市として運営上支障がないかぎり残してほしいと要望している」と答弁しました。。
厚生労働省社会保障審議会
●保険料・・・現在の基準額4160円を月額5200円の見込
●医療保険のように現役並み所得の高齢者については利用者負担を、例えば2割に引き上げることを検討すべき
●重度や医療ニーズの高い高齢者に対して給付を重点的に行い、要支援者、軽度の要介護者に対する給付の効率化と効果の向上(保険からはずす)の検討
◇今後、これらの意見を含めて法案が通常国会に提案され施行が24年となる予定。