活動紹介 − 議会報告
【11.04.21】グリーン車利用の廃止を
行財政調査特別委員会
4月21日に開かれた岡崎市議会行財政改革調査特別委員会で、議員が視察の際に使用するグリーン車の利用について、議員間討論が行われました。
日本共産党市議団・ゆうあい21・日本一愛知の会はグリーン車の廃止について大方「合意」の意見をのべました。
グリーン車利用に固執する自民
自民清風会は「日曜祝日24時間活動している議員が視察を必要とするなら、円滑な移動が必要になり、安全性、体を休める必要、職員の負担軽減からグリーン車は必要。議員だけやめるというのはパフォーマンス的」公明党は、「廃止見直しの方向だが、資料に基づいて会派で判断したい」と意見をのべました。もう一人の自民清風会議員は、「グリーン車を使う意図をはっきりさせてから。移動時間も大事な時間としての環境をつくっているのか」と述べました。本来は、自らがグリーン車利用の意図を示すべきです。
一貫して廃止を要求
議員のグリーン車の廃止、海外視察の廃止などは1年前から毎議会連続して「市民を思う市政の会」から廃止を要求する旨の陳情が出されています。他の会派は「必要」「旅費規定にある」として、廃止に反対してきました。
また、会派視察の際には、グリーン車を利用していません。
鈴木まさ子委員(共産党)は「『議員が特権的な意識を捨てて、市民の苦しい生活をわかってほしい』というところに市民の思いがある。すでに一年以上、議会で陳情を審議してきており初めての議題ではない。会派での意見をまとめていないのはおかしい」と意見を述べましたが、結局、結論は次回5月15日の委員会に持ち越されました。
年間約250万円のグリーン車利用料
視察の際に利用したグリーン車の料金
(平成21年度決算)
委員会視察 85万2,080円
一般行政視察 28万2,910円
政務調査 132万6,600円
合計 246万1,590円
◆委員会調査・・・
4つの常任委員会と4つの特別委員会が毎年各一回(1月と5月)に行う視察。議員一人当たりの視察費の上限は8万円
◆一般行政視察
議員個人に年間17万円支給される視察費用。ほとんどの議会では支給されない
◆政務調査費
議会の調査のために一人当たり年間60万円支給される議員への補助金。多くの会派がそのほとんどを視察と通信(携帯)費、プロバイダー料金、ガソリン代に使っている。日本共産党は私用と区別がつかない経費については経常していない。