活動紹介 − 議会報告
【11.10.02】9月議会 討論
市民の目線で議案審議・討論
9月定例市議会が、閉会しました。日本共産党岡崎市議団は、「市民の目線」で議案を調査・審議し、25件の議案のうち、市民の不利益になるもの6件について反対しました。
太陽の城の廃止に反対
昭和54年に児童厚生施設として建設された太陽の城を廃止する議案に反対しました。
柴田市長は、9月議会冒頭の所信表明で「太陽の城が風光明媚な場所に建ち、商業的にも価値が高い場所であるから廃止して民間活力を導入していきたい」と発言しています。
市当局は、「青少年が集うところが変化してきているし、代替施設としてりぶら、地域交流センター、市民会館などを利用している。施設利用者からは「残念」」という声もあったがおおむね理解して頂いた」と答弁しています。
ここに代わる施設はない
代替施設といっても児童館は、ここ一ヶ所です。げんき館、地域交流センター、子育て支援センターなどでは、はいはいするような乳幼児と元気よく走り回る幼児を同時には危なくて思い切り遊ばせることができません。
太陽の城の利用者は、22年度実績で13万3200人ですが、平成元年の利用者数は12万人で、決して減少していません。
耐震も、アスベストも大丈夫
なのになぜ?
耐震診断も平成10年度の調査で「大丈夫」でした。アスベストの調査(17年度)も「含まれていません」でした。
子ども会の役員の中からは、「太陽の城は『耐震がない』と市から説明を受けた。だから仕方がないとあきらめた」という声も聞いています。
こども達の施設を廃止して何が子育て支援でしょうか。売り払うなど言語道断です。
雨漏りや煉瓦の劣化を直してこどもの遊び場として維持すべきと強く要求をしました。
http://www.city.okazaki.aichi.jp/menu4372.html
西蔵前町字名の変更
新たに民間の住宅開発される地域に「新屋敷」と字名をつけることについて、この地域は、農地転用の手続きを省いて
市街化区域に編入したやり方や地形的に低地であり矢作川への排水路の容量が十分でなく親水の危険がある、という点をこれまで指摘してきました。
危険な地域に住宅開発を認める字名の設定に反対しました。
大株主の所得税減税 市税条例の改正
上場株式等の配当及び譲渡所得等にかかる税金は、02年までは本則26?でした。03年に自公政権が20?に優遇し、その上03年から07年までこれを半減、税率10?にし、毎年延長してきました。
配当についても本来20?の税率が03年から07年まで10?に優遇され、同様に年々延長してきました。庶民の減税は早々に廃止しながら、金持ち優遇をさらに2年間延長するものであり反対しました。
NPO法人への寄付金税額控除を、現行の5千円上限から2千円への引き下げについて賛成しました。
悠紀の里建設の土地購入に2億円
悠紀の里工事にあたって衣浦岡崎線が完成していないので工事用の併設道路として11月から24年の3月までの5ヶ月土地を借りるための60万円の賃借料や用水溝や排水・沈さ地の撤去、田植えなどを行う土地の購入費などです。
「財政厳しき折り」といいながら、箱物にお金をかけるなら、学校の扇風機や太陽光発電補助に予算を回すべきです。