活動紹介 − 市政情報
【11.11.15】市保健所が食品の放射能測定器 購入
市民の切実な要求と日本共産党の質問実る
岡崎市保健所は、放射線計測のできるNaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーションを購入する費用162万3千円を11月臨時議会に計上し、可決されました。(写真は参考機種)
日本共産党岡崎市議団は、本会議において、
・測定対象
・基準値について
質問を行いました。
市民からの持ち込みに対応
測定対象は、?市民からの食品苦情対応検査、?保育園学校等の給食を担当する課と連携した給食食材の検査、?関係団体の要望による食品検査、?その他消費者の視点から必要と認められる検査の4つとされています。
「測定器が『保健所にある』ということの周知は」との質問に「周知する予定はない」との回答でした。
学校・保育園の給食材料も検査を行いますが、対象産地、検査割合等については今後、保育課、給食センターと協議するとのこと。
市、独自の安全基準を
「測定器で250ベクレル(基準値の1/2)以上の放射線が検出された場合には、国の機関が行う確定検査にまわす」とのことですが、国の食品暫定基準値500ベクレルは高すぎます。
たとえばドイツの放射線防護協会は子どもで4ベクレル、大人で8ベクレルしか認めていません。
さらに、250ベクレル以下のものについては、確定検査にもまわさず、「確定検査をしても500ベクレル以下のものについては、公表もしない」と答えています。
すべての検査結果の公表と東電への補償請求を
日本共産党は
「市民に保健所で検査ができることを周知し、検査した結果はすべて公表(横浜市の例で食品名、検出値、産地、検査機関)すること」「来年度暫定基準値が100ベクレル程度に引き下げられるということだが、50ベクレル(検出限界)を少しでも超えるものについては、確定検査に出すこと」
「検出されて不適格となった給食食材の費用などは市が責任をもって、東電および国に対して補償を求めるべき」「広い市域に一カ所ではなくせめて学校に測定器を設置すること」と意見を述べました。