活動紹介 − 市政情報
【12.01.01】新年交礼会 政治家の責任はどこに
毎年1月1日、中央総合公園で行われる新年交礼会(岡崎市、商工会議所共催)。今年は、大村愛知県知事が初めて出席。国会議員は、民主党中根やすひろ衆議院議員、大塚耕平参議院議員、自民党藤川政人参議院議員と4人の県議会議員が来賓として出席、挨拶をしました。しかし、県知事をはじめとしてほとんどの議員が自らの政策を明らかに語りませんでした。
工業団地、都市型ホテル推進 福祉政策わずか
柴田市長は例年のように、今年度と来年度の施政方針を述べました。新たな工業団地の建設、都市型ホテルの誘致、市民病院の新棟建設など述べられましたが、福祉施策については、「子ども発達センター」「高齢者キーホルダー」「保育園の建て替え」のみ。
愛知県知事の出席を意識してか、本宿町の県青い鳥学園を中央総合公園に移設することについてお礼を述べたあと、愛知県の行政改革大綱で、廃止の方向に向かっている滝町の県総合グランドと愛知病院がんセンターの存続について、「いずれも重要な施設であり、県・市一体となって課題解決に取り組んでまいりたい」とやわらかな県政批判を一言。
大村知事 大阪と愛知はちがう
選挙で公約していた中京都構想にはまったくふれず、「大阪市長の橋下氏とは盟友」だと述べながらも、「大阪と愛知はちがう。一局集中ではない。愛知は日本一の工業出荷額を持つ産業県。その産業集積は西三河。その中心は岡崎市だ」と持ち上げ、なにやら弁明めいたあいさつ。
TPP・消費税・・・市民の英知で乗り切れ
中根議員は、震災の話から岡崎空襲に話がおよび、最後に「TPP、雇用対策、防災、税と社会保障と一体改革など重要な困難な問題ばかりだが、岡崎市の勤勉さと英知で皆さんとこの困難を乗り切っていく」と。悪政を市民に押しつける姿勢。
大塚議員は原発問題で、「この瞬間にも約一万人の人たちが原発事故の収束に当たっている。多くの人たちの絆でこの困難を乗り切っていくことが必要」と。原発事故の政府責任の謝罪はありませんでした。
藤川議員は、水の脅威で命が奪われた、生まれたこどもが102万人と少子化が進んでいることを語るけれども、その対策はなし。「先人の築いてきた道を後世に伝える、(長年続いた自民党政治のことか)」と締め括りました。
内田やすひろ県議は「地元の県議」を強調し「来賓あいさつが長くなり立ち会い演説会のようになっている」と前置き。参列した国会議員のうち2人が岡崎の選挙区ではないためか。「防災に力を尽くすことが政治の役割。十分な財源なくして福祉医療はできない。4人の県議の立場はそれぞれ違うが、県民の幸せのためにがんばる」と。
愛知万博などで借金を積み増しして 福祉医療の財源をなくしたのは誰なのでしょうか。