活動紹介 − 議会報告
【12.06.10】児童育成センター7カ所で待機児童(6月議会一般質問)
第二館をつくり働くお父さん、お母さんの支援を
景気低迷が長引き、若い子育て世代の労働条件や家計はますますたいへんになっています。共働きが増える中で、放課後の子どもたちの生活が保障されなければなりません。3月の予算審議のさい、すでに定員を超えている児童育成センターが7カ所ありました。(下表参照)
子どもの家と育成センターでは差がある
◆児童育成センターに入れなかった子供達の放課後の居場所はどのようになっているか。
(答弁)平日においては、学校の協力を得て子供が下校時にランドセルを背負ったまま学区子どもの家に行き利用できるようにしている。土曜日・夏休み等の長期休業日は子どもの家の開館を八時に早めて、子どもを受けて入れている。
◆子どもの家へカバン下校をしている子どもたちは何人で何カ所か。その子が児童育成センターと同じように、子どもの家に来たのか来ていないのか、毎日把握されているか?
(答弁)子どもの家のカバン下校を使う場合は、保護者が学校に申し出て、学校から子どもの家に連絡をもらう。どのように利用しているかは、指導員と学校の担当の先生が調整していて、来る予定の子が来なかった場合は、指導員が小学校に確認するなど連携をとっている。
◆子どもの家にカバン下校の子ども達は、児童育成センターと同じように、机の上で宿題をしたり、おやつを食べたりできるか?
(答弁)机でおやつを食べる広い場所はない。運動施設として体育館で遊ぶとかクーラーのある図書室で休憩して過ごしてもらっている。
◆育成センターと子どもの家に差がある。育成センターは7時までだが、子供の家は6時まで。親が6時に帰宅できない子でカバン下校の子は誰もいない家に帰ることはないか?
(答弁)通年利用の募集期間中に定員を超えて申請があった児童育成センターは、就労日数、就労時間によって、順位をつけて受け入れを決めている。今まで子どもの家を利用している保護者の中で就労時間が6時を越えていた
実質的な待機児は
◆他の学区の児童センターに通っている子どもは何人か?その子達は他学区の児童センターまでどうやって下校しているのか。
(答弁)聞いているのは21名、親御さんが迎えに行けない場合はファミリーサポートセンターを活用して送迎を行ってもらっている。
◆カバン下校・他学区育成センターに通っている子は待機児である。今でもいっぱいのところに20名定員を増やしても夏休みの児童を受け入れられないと思う。夏休みだけ児童育成センターを利用したい親もいる。すでに定員を超えたところはあるか?
(答弁)夏休みの利用で定員を超えたところは、矢作北と岡崎で3名が待機児
第二館の早急な建設を
◆待機児を出している、7ヶ所については、早急に第二館目を検討すべきではないか?
(答弁)児童育成センターは、42学区のうち30学区34館建設してきた。平成22年の広幡を最後に、場所等の問題もあり、新たな育成センターは建設しないという方針を決定した。しかし、一部の学区には待機となり、困っている保護者がいるのも事実。市でも「児童の放課後の居場所の充実を図る」というのを重点目標としており、配置計画を現状にあったものにするように、子どもの家など、他の公共施設の有効活用、放課後教室などの併用を視野に入れて、全市的な計画を策定し、待機児の解消に努めていきたい。