活動紹介 − 議会報告
【12.06012】岡崎市名誉市民に杉浦せいけん氏
「買収事件の岡崎市」の汚名を全国に知らしめた中心人物
6月12日の岡崎市議会本会議に、杉浦せいけん氏を「名誉市民推薦することについて」の承認議案が柴田市長から提出されました。
平成2年に行われた衆議院選挙の際、杉浦せいけん選挙事務局長と氏の実弟が公職選挙法違反(買収)と市議会議員12名が逮捕され、8名が書類送検されました。
岡崎市では、1980年に、内田やすひろ氏の衆議院選挙出馬をめぐり、当時の内田喜久市長が逮捕され、市民のリコール運動も起き、市議会議員、総代が大量に検挙され、全国に「買収事件の岡崎市」という汚名が広がりました。その後、市民の信頼をとりもどすべく、清潔で民主的な市政を目指して来たところに、杉浦派買収事件が起き、再び「買収事件の岡崎市」の汚名を全国にとどろかせました。
現在ならば連座制の適用で、当選取り消し・5年間の立候補停止となる事例ですが、当時は、直接の関与はなく、選挙前だったことで、杉浦氏本人は罪に問われませんでした。
日本共産党は反対
日本共産党市議団は、この議案の質疑に当たり、こうした買収事件の中心人物を『岡崎市の名誉市民に推薦する』市長の姿勢を問いました。
4回の選挙で 「みそぎ」は済んだ?
市長は「事件のあとも4回当
選し、法務大臣という重責をつとめてきた人で、渡橋や多くの公共事業は杉浦氏がいなければ
実現しなかった」と答えました。
採決では、日本共産党市議団2名と無所属議員1名が反対、残りの議員は全員賛成し、杉浦氏を名誉市民として推薦することが決まりました。