活動紹介 − 市政情報

【14.11.09】東海・東南海地震 の被害想定

全壊・焼失3900棟 急がれる災害対策

東海・東南海地震が発生した際の岡崎市の被害推定が5月に愛知県から発表されました。それを受けて、先日、岡崎市議会総務企画委員会で説明がありました。

想定値は安全側で取ることが基本

  今回の推定数字は、「過去地震最大モデル」と「理論上最大想定モデル」の2つを発表しています。
過去地震最大モデル・・・・これまで発生した規模の大きい5地震(宝永、安政東海、安政南海、昭和東南海、昭和南海)を元にしたモデル
理論上最大想定モデル・・・あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震モデルです。
当面の地震対策は、「過去地震最大モデル」に基づいて行われますが、可能性としては、「理論上最大想定モデル」も起きることが想定できるというものです。
「人命を守る」という立場であるならば、県も市も理論上最大モデルをもとに、災害対策を行うことです。

深刻な液状化・帰宅困難者/道路閉塞、橋りょう亀裂も

液状化によって、おもに矢作・六ツ美地域で200〜300棟が全壊する想定です。
避難者が最高で6万人を超え、帰宅困難者も3万人に上る予想です。
道路被害では、橋りょうの落橋や倒壊、湛水となる被害規模「大」の主要幹線道路はありませんが、
○国道1号線
大平交差点から248号線との交差点まで
○岡崎刈谷線
シビック交差点から以西
○248号線
六名交差点から国道一号線と、大樹寺交差点から以北
○473号線
旧額田地域内
などは、道路の閉塞、、橋りょうの亀裂損傷、盛土・切土被害、地滑り等の被害が想定される被害規模「中」の道路です。なお、岡崎インターより以北の東名高速道路は被害「小」の小規模な被害が心配されます。

学区ごと防災カルテ作成

避難訓練など
実践に即した支援を


岡崎市は、来年3月末までに
○地域防災カルテ作成
○防災マップ改訂版の全戸配布
○東庁舎1階の展示改修
を予定されています。
地域防災カルテとは各学区ごとに
?校区の概況(地形、地勢、交通、人口、建物、施設)
?校区内の社会条件(面積、人口、世帯数、木造・非木造の建物など)
?校区内施設(例:消防署、消防団、病院、交番、避難所、倉庫など)
?地震被害想定結果(校区別避難者数、倒壊家屋、死傷者など)
?地区の災害特性(揺れ、液状化など)
?地震等危険性分布図(液状化、急傾斜地、土砂災害地など)
?防災上の課題
 岡崎市では、町内ごとの避難訓練に補助金がつくようになりましたが、避難所運営シュミレーションや夜間の避難訓練などができるような支援が必要です。
 

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鈴木まさ子 中根よしあき
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