活動紹介 − 議会報告
【16.12.18】籠田公園からステージ撤去
住民や利用者の声を聞け!
10月から3回にわたって行われている[KURUWAワークショップ」で、中央緑道のデザインが検討されています。 たった三回のワークショップで岡崎の中心市街地のシンボル的存在の籠田公園を改変してしまっていいのでしょうか。日本共産党市議団は、12月議会の一般質問でただしました。
中央緑道(セントラルアベニュー)のデザイン
左図(二回目のワークショップで提案された図)のように、籠田公園を三つのゾーンに分け、公園のシンボル的なステージを取り払い(A2)、西側のトイレを撤去、遊具のところに屋根をつけます(A1)東側(A3)に簡易なステージ状のものをつくります。籠田公園の再整備の予算は1億2700万円です。
その後、ワークショップとそれに並行して行われている「デザイン会議」の中で、ステージは復活しましたが、あくまで現状のステージを取り払う計画です。
近隣住民や緑道沿道の方でこのワークショップに参加したのは、わずか10人です。
西側トイレの撤去についてきまた昭子市議は一般質問で「トイレやベンチを必要としている二七市の人たちの声を聞いたのか」とただしたのに対し、市は「二七市に特化して意見は聞いていないが、ワークショップに利用者は参加している」とのこと。きまた議員は「わずか50名程度での参加者で公園利用者の意見を充分聞いたと言えるのか」と問いました。
中央緑道を4つに分けて子どもの広場、階段状のテラス ヒマラヤスギは17本伐採
中央緑道については、4つのゾーンに分けて(右図参照)北から 子どもたちを遊ばせる広場、階段状のテラスのようなもの、国道一号線からの入口にわずかにヒマラヤ杉を残し、約3億6千万円で買収した豊川信用金庫の土地を使って車道を無視した広場という提案でした。
一番北側を子どもが遊ぶ広場とするには余りにも狭く、「危険な時はフェンスをはればよい」というデザイナーの提案ですが、およそ現実的ではありません。
中央緑道の再生費用は4億6200万円の計画です。
補助金ありきではなく市民の求める整備を
国の補助金を受けるためには、平成31年度内に完成しなければなりません。
そのため、中央緑道(セントラルアベニュー)の基本設計を今年度中に終えなければならないというスケジュールがあります。
市民の思いよりも、補助金優先の計画であることがいっそうはっきりしました。