活動紹介 − 議会報告
【17.04.09】岡崎市東部にアウトレット進出(3月議会 代表質問)
岡崎市にはメリット?
内田市長は昨年秋、三菱プレミアムアウトレットの東部地域への誘致について、積極的な姿勢を表明しました。本当にアウトレットで岡崎市がうるおうのでしょうか。
今年度、「本宿駅周辺地域拠点整備のためのまちづくり事業調査費」1200万円が付きました。
この予算は「東の玄関口にふさわしい地域拠点としての土地利用計画を策定する。大規模集客施設の立地に必要となる都市計画の手続きを明確にする」と説明され、アウトレット誘致のための調査費用であることが明らかになりました。
観光客が増えて市が賑わう?
日本共産党市議団は、代表質問で「アウトレットのメリットデメリット」を問いました。 市は、「雇用創出の経済効果を発揮できる。県内で初の出店となり話題性あり。新たな観光資源となる。近隣のアウトレットでも年間600〜700万人来店。回遊性と創客効果を発揮できる」と期待し、アウトレットへの来訪者が中心市街地にも回遊し、観光客がふえることを見込んでいますが・・・
中心市街地へ 回遊期待できるか
中心市街地の活性化のために、100億円もかけた乙川リバーフロント計画を進めているのに、アウトレットを誘致すれば、ますます市街地へ人が集まりにくくなります。他のアウトレットを見ても、来客がわざわざ観光のために中心部に来訪することは期待できません。
東部には日常生活のための地域拠点必要
東部地域は、都市マスタープランでも「自然や歴史と共生した地域環境を創造する地域」であり、本宿駅周辺では、日常生活に必要な機能の集積による地域拠点とされています。大規模集客施設ではありません。膨大な駐車場を必要とするアウトレット。渋滞は必ずおきます。
アウトレットもまもなく、過剰なオーバーストア状態を起こすでしょう。目先の目新しさではなく、市内どこに住んでいても住民が暮らしやすい町を目指すべきです。