活動紹介 − 議会報告
【17.09.10】コミュニティバス試験運転の実施を(市議会議員 新免はるかの一般質問)
8月30日、岡崎市議会9月定例議会の一般質問で新免はるか議員は、市民の足の確保(地域内交通=コミュニティバス)の問題を取り上げ、寿バス券復活から、免許証自主返納者への特典について質問しました。
地域まかせでは バスは進まない
2014年度に策定された岡崎市総合交通政策は2020年度までの7年間の計画期間です。
【質問】
日本共産党は、市内全域での地域内交通を求めてきた。この計画期間の満了まであと3年しかないが、計画目標は達成できるのか。
【答弁】
民間事業者の営業路線としての維持継続が困難な地域において地域・交通事業者・行政などが連携をして計画整備運行の維持を図ることが位置づけられている。
低い免許証返納率
高齢者の外出機会を増やすという点から言えば、運転免許証の自主返納が推奨される中で外出の機会を奪う訳にはいきません。
高齢者だからということで、一律に危険と判断できませんが、加齢による運動能力や判断能力の低下は避けられず運転免許証の自主返納の取り組みが全国的に進んでいます。
岡崎署管内の免許証自主返納率は昨年度814名の1・35%でまだまだ低い状況です。
2015年に警察庁が実施した運転免許証の自主返納に関するアンケート調査結果では自主返納をためらう理由に68・5%の方が「車がないと生活が不便な事」と答えています。
また、都市規模に関わらず自主返納に必要な支援として「交通機関の発達」や「交通手段に関する支援の充実」が必要と回答した方が、運転継続者で約7割を占めています。
返納に恩典なし
【質問】
岡崎市独自ではどの様な特典・支援があるか。
【答弁】
過去においては名鉄SFパノラマカードや交通安全グッズ(反射材など)の提供、住民基本台帳カードの無料交付を行ってきた。現時点では、何もない。
寿バス券の復活を
新免議員は、西三河の中での免許証返納者への特典(下表)をしめし、2009年廃止された寿バス優待乗車券の復活を迫りました。
市は、廃止した理由として「社会情勢の変化、ガソリン券の割合が増加し、本来の事業目的とかい離してきたこと、介護保険制度などのサービスや事業が実施されるようになってきたことなど」を理由としながらも、高齢者の免許の自主返納後の対策は、公共交通の部署、高齢者の生活支援の部署と一体になり、研究を始めていると答えました。
目に見える試験運行を
新免議員は、最後に、「計画に則して、市の主導でバスを必要とする住民の意見を聞き、試行運転を実施するべき」と提案をしました。