活動紹介 − 議会報告

【18.01.21】地域ネコ活動への支援を(市議会議員 新免はるかの一般質問)

避妊手術への助成拡大を

  犬や猫などのペットは、こんにちでは単なる愛玩動物としてではなく、コンパニオン・アニマル=「伴侶動物」と考えて飼育する人も少なくありません。ところが最近では、様々な事情からペットの飼育を途中で放棄する人も少なくなく、心ない人たちによる動物虐待もしばしば報道されます。
一部の無責任な飼い主の為に近隣の住民が迷惑に感じ、ペットとなっている動物を快く思わなくなってしまう人たちもおり、人間社会で暮らす動物たちを取り巻く状況は厳しくなっています。

殺処分ゼロについて

岡崎市の犬猫殺処分数は、愛知県への殺処分依頼と動物総合センターで死亡したものと合わせて2016年度で犬10頭・猫197頭でした。
全国的に殺処分ゼロを目指す自治体が増えてきていますが、岡崎市の見解は「殺処分ゼロを達成するには、引き取りをしないか全頭譲渡の実現のいずれかの達成で可能ではあるが、引き取り拒否から起こる遺棄や虐待、全頭譲渡により引き起こされる多頭飼育などの不適正管理など別の問題が多く発生する可能性があり、安易に殺処分ゼロを目標にするべきではない。殺処分とされる犬猫がどう生み出されるのかの根本的な原因に対する課題について適正飼養と適正譲渡を基本として対応し、殺処分の減少を目指したい」とのこと。

地域でのモデル事業

岡崎市では2011年に『岡崎市動物行政推進計画』を策定しており、犬猫の処分数減少のために遺棄防止及び虐待防止の普及啓発の今後の展開として「不妊措置を推進し、みだりな繁殖を防ぐ」としています。
2012年度から猫の避妊処置モデル事業を実施し、要望のあった地域の所有者のいない猫(野良猫)のメス猫のみ動物総合センターにおいて避妊手術を実施しています。飼い猫は対象外であり、所有者のいない猫でもオス猫の去勢手術は地域の負担となります。この事業はあくまで地域の問題として、地域の方全員で取り組んで頂きたいという趣旨から全てを市で負担するものではなく、地区において費用負担をお願いしていると言います。

手術費助成の拡充を

現在、手術費用の助成を行っている自治体が増えてきています。避妊・去勢で金額はもちろん違いますし、飼い猫と飼い主のいない猫両方に助成制度がある自治体では金額に違いを設けているところがほとんどです。刈谷市も今年度から80万円の予算で助成制度を始めました。
岡崎市も去勢手術への助成も含め助成制度の拡充を要求しました。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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