活動紹介 − 市政情報
【18.07.15】愛知病院の市民病院への移管(6月定例議会議案)
病床数141床削減
愛知病院の岡崎市民病院への移管に伴い、
・手術の増加による病理検査費用の増額
・開設にかかる許可申請費用
・診察質増設のための設計費用
・経理システムを統合するための改修などの
約3600万円の増額予算が6月議会に計上されました。
移管によってどうなる?
愛知病院は県立愛知がんセンターとして、名古屋の中央がんセンターとともに国指定の地域がん診療連携拠点病院として、西三河のがんの研究と治療の責任を果たしてきました。
愛知病院は肺、消化器、乳腺、骨軟部、血液のがんを扱ってきました。岡崎市民病院が不得意とする分野です。これらが一体化することで、岡崎市民病院は急性期、がん、結核及び感染症にかかる医療機能をにない、愛知病院は、亜急性期・回復期の受け入れを行うとしています。
現状の市民病院の診察棟では、移管する診療科の外来を増設するスペースがないため、今年度設計を行います。場所は未定です。
結局は病床削減
がん関係の病床、緩和ケア病床、結核・感染症病床を愛知病院から市民病院に移し、愛知病院では回復期の患者を受け入れますが、全体のベッド数は141床減です。
県の行政改革=不採算施設の切り捨てによって、岡崎市に移管することを契機に病床削減を行う目的だったことが明らかになりました。
日本共産党岡崎市議団は
・病床削減に反対
・移管により発生する費用は県に請求すべき
・看護師、医療技術職、事務職などの待遇は高い方にあわせて
・患者さんにはきちんと説明をすべき。と意見を述べました。