活動紹介 − 議会報告

【19.06.23】社協・ボラセンターの玉突き移転(市議会議員 鈴木まさ子の一般質問)

移転先決定理由が不明瞭

  6月定例市議会一般質問で鈴木まさ子市議は「ボランティアセンターの移転問題」について質問しました。

岡崎市社会福祉協議会には、ボランティアセンターがあり、83団体が活動しています。
 たとえば、視覚障害者のための音声CDの作成、市民病院の玄関での乗降介助、ベルマークを集めて平和学園に寄付、図書館の本の修復など、福祉や行政の仕事を手弁当で報酬を期待せず、活動しています。
特に、拡大写本の作成などは全国から注文がきます。
 報酬を求めず、手弁当で行政が出来ない、仕事を担っているのがボランティアです。  

庁舎から押し出された 社会福祉協議会とボランティアセンター、シルバー人材センターの移転先を、現勤労文化センターに決めた理由について、市福祉部は「社会福祉協議会には多くの市民が来庁するため市内全域からのアクセスがしやすい市役所近くが望まれる。
 移転先は市役所に近く、社会福祉協議会の事務所などを設置できる床面積や必要な駐車スペースが確保できる敷地面積が必要。必要な条件を総合的に検討し、現在の勤労文化センターを候補地とした。」と言いますが、勤労文化センターは、市役所からも遠く、駐車場もテニスコートを使っているときは10台程度しか使えません。
 

説明会で質問受け付けず

ボランティア連絡会の方たちへの説明は今年4月16日に行われました。48団体が参加。その際、「時間に限りがある」という理由で、市は「質問の時間を取らない、アンケートに記入すること」としました。しかし、当日は、数団体のボランティアから「ボランティア活動の支障が出ないか」「会議室が今と同じように利用できるのか」などの質問がだされました。
そもそも最初から「質問を受けない」としたこと自体が、問題です。

ボランティアは重要と言いながら

鈴木市議が「行政とボランティアの関係をどのように考えているのか、対等の関係だと思っているのか。」という質問に対し市は「地域福祉の担い手の一翼と位置づけ、大変重要であると捉えている。地域でのボランティア活動が、ますます発展するようボランティア団体が行う啓発活動や人材育成、研修活動などに対し、必要な支援を行っていきたい。」と答えています。
重要と言いながら、それを当事者の意見も聞かずに、「はい、移転します。決まったことです。従ってください」これはあまりにひどいではないでしょうか。

コンベンションに44億なら福祉の拠点を新築に 

鈴木まさ子市議は、新築も含めた福祉の拠点を要望しました。「公共施設等総合管理計画では、もうハコモノはつくらない、と言っているのに、例外として太陽の城跡地には、コンベンション施設を約44億円もかけて建設する。岡崎市に市民参加や福祉を大切にしたい思いがあるのなら、旧保健センターの場所に、ボランティアも障害者や高齢者も使えて、集える 福祉の拠点を建設すべき」と提案しました。答弁は「既存の施設の利用を考える」としかありませんでした。

いったん白紙に

鈴木市議は、移転計画についてはいったん白紙に戻し、当事者の意見をしっかり聴いて見直し検討すべきと意見を述べました。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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