活動紹介 − 活動レポート
【19.12.01】福島へ放射能を計測に(市議会議員 鈴木まさ子)
10月の18・19・20日を使って、福島県南相馬市へ、放射能の測定に行ってきました。
震災後、10年間、原発以北の2000か所近くを年間2回測定を続けている「チェルノブイリ救援・中部」のみなさんに同行させてもらいました。
大学時代は「原子核工学科」といういかめしい名前の学科で、まさに原子力発電推進の勉強をしており、地中から発するラドンによる自然放射能を測定するのが、私の卒論でした。
放射能の危険の警告だけでなく 福島が安全になっている証拠にも
私が一番心に残ったこと・・それは「放射能の影響が減衰している」ことも大切な調査結果だということです。ともすると放射線量が高いところで「たいへんだ!」「まだまだ危険だ」という警告を鳴らすことが、測定の目的と思っていました。しかし、出発時、「海岸側はこの10年でずいぶん放射能が減りましたね」という話に旅館の女将さんが「そうでしょう。減ってるでしょう」と嬉しそうに言われました。
地元の人としては「危険である」ということより、「安心して住める、人を呼べる」という思いがいかに強いかわかりました。
それを知っただけでも私にとっては大きな成果です。
空き家と空き店舗だらけの浪江町
浪江町の状況を目の当たりにしました。普通通り生活をしているように見える家屋がじつは空き家・・・こんなところがたくさんありました。