活動紹介 − 議会報告
【19.12.15】200m歩けばバス停のある町に(鈴木まさ子 一般質問)
12月定例市議会一般質問で、鈴木まさ子市議は、市民の要求の高い「公共交通」の問題を取り上げました。
公共交通に対する市の責任
鈴木市議は日本共産党が長年にわたり、コミュニティバスの実現を求めてきたことを述べ、改めて「公共交通は社会資本であり、地方自治体が整備するインフラであるか」と市の認識を問いました。
市は「社会インフラは生活を営む上で不可欠な整備で、公共交通も交通インフラとして従来から重要な位置づけとして進められてきた」と答弁。市の責任を認めました。
高齢者の許容範囲は5分
鈴木市議は国土交通省の調査から、自宅からバス停までの許容距離を5分(距離にして300m〜350m)とする高齢者が2割である事をあげ、JR岡崎駅周辺において、バス停から周囲300mの範囲をマッピング。(下図)
その中で、空白の住宅地も多いことを指摘し「都市拠点の地域でさえこの状況であり、周辺部はいかにか」と、市の認識を問いました。
岡崎市は、国土交通省の指標では設定500m。鉄道では1キロメートル。岡崎市の85%が公共交通によってまかなわれていると答弁。
鈴木市議が「お年寄りが1キロ(500m)歩けるか?」との問いに市は「個性によって歩ける範囲がある。500mから1000mなら、普段でも歩けるという意識の人が4割いる」と答弁。
竜美ヶ丘では名鉄による循環バスがくまなく回り、採算をとっている。許容距離を「500m」としている市の姿勢が問題であると指摘しました。