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【23.08.13】愛知県が特養待機者発表
8月3日付中日新聞県内版に「県内特別養護老人ホームの待機者数」が発表されました。
県下で3502人
県内の特別養護老人ホーム(特養)で入所を待っている人(待機者)の数は、四月時点で三千五百二人だったことが県のまとめで分かりました。三年前の前回調査から九百六十五人減っています。高齢者人口は増えていますが、施設数や入所定員などの受け皿も増えていることが背景にあると言われていますが、果たしてそうでしょうか。
受入れ施設が 増えた? 介護度2以下 は除外
県によると、「特養の施設数は三年前と比べて十七施設、定員は千十七人それぞれ増えた。特養だけでなく、有料老人ホームや認知症対応型のグループホームも増加傾向で、介護などが受けられる施設は増えている」といいます。
岡崎市でも確かにグループホームやサービス付き高齢者住宅は増えていますが、国民年金で入れる施設ではありません。
また、この調査では、介護度2以下で必要性があり申請をしている人の人数は含まれていません。
国民年金で入れる特養を
特別養護老人ホームでも、ホテルコスト型の個室は15万円以上かかり、多床室のあるの大規模特養は、上表の1〜4と6のみです。
国は、100床規模の特養に補助金をつけていないため、多くが地域密着型の特養(下表左列に「地」と記載)です。
「国民年金でも入れる施設」「子どもたちに負担をさせない施設」「夫(妻)の施設費を払っても妻(夫)の生活費に困窮するのは困る」という多くの高齢者の願いがかなう施設がどうしても必要です。