活動紹介 − 議会報告
【23.09.10】地球温暖化対策(鈴木まさ子 一般質問)
太陽光発電・リフォーム助成制度・体育館エアコン
鈴木雅子市議は8月31日の本会議において、「地球温暖化対策」について質問しました。
地球沸騰化の時代に
ゲリラ豪雨、線状降水帯、猛暑、冬の豪雪や大規模な山火事など、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と国連のグテレス事務総長が警告をしています。私たちは未来の子どもたちに人類が生存できる地球を残していけるのでしょうか。
脱炭素先行地域
岡崎市は、昨年、環境省の脱炭素先行地域に選定され、2030年度までに先行地域であるQURUWA地域でCO2の収支をゼロにする計画が示されました。先行地域での計画で、家庭部門がやるべきこととして、「太陽光やエネファームによる自家消費型の再エネの利用」「さくら電力との相対契約」「化石燃料に頼らない再エネ電気と契約する」ことで目標に近づけるということです。
住民の理解は得られるでしょうか。負担はどうでしょうか。
太陽光設置 400万円→交付金→150万円に
例えば「5kwで設置費400万円の太陽光設備を設置する場合、交付金を使って自己負担140万円」とかなり安くなります。ですが、この物価高で誠克がたいへんな中、140万円の支出をしてもらうのは、たいへんハードルが高い。
さらに、電気の契約先を変更するには、手間もかかるし、不安もあります。これもハードルが高い
しかし、計画では、先行地域内の、戸建て住宅510戸、集合住宅395戸 計905戸のうち、422戸に太陽光発電などを乗せる計画ですが、今後4年間でどうやって進めていくのか、鈴木市議はたずねました。
ところが、答弁では、あと4年しかないにも関わらず具体的な日程や計画は示されませんでした。
温暖化対策は、個々の自治体の力だけではできませんが、逆に個々の自治体や個人に温暖化の意識がなければ、実現はできません。
断熱住宅への 補助拡大を リフォーム助成制度を
岡崎市では現在、断熱窓のリフォームに、補助金が5万円つきますが、これは太陽光発電システム等の同時設置が条件になっています。
省エネ改修、介護改修、耐震改修、一般改修をあわせたリフォームに助成をすることで、すべてが促進されていき、地元業者に発注すれば地域経済効果もあり、税収も増えるし技術の継承もできます。
鈴木まさ子市議は、リフォーム助成制度の実施も求めました。
小中学校における温暖化対策
昨年6月に中根よしあき議員が、小中学校の体育館へのエアコン設置を質問しました。当時の答弁は「財源確保、空調方式、断熱対策など検討課題が多い」とありました。市はこの間、他市の先行事例の調査を行ってきました。
しかし、いまだ実施には至っていません。
今後も、断熱対策を含め、財源確保、空調方式の課題について検討していくという答弁にとどまりました。