活動紹介 − 議会報告

【23.09.17】地域公共交通(中根よしあき 一般質問)

矢作デマンド・市内全域の交通

中根よしあき市議は9月1日の本会議において、「公共交通」について質問しました。

駅へのアクセス、運賃、 運行本数

  岡崎市公共交通計画策定時の市民アンケート結果で「新たに導入してほしい、導入すべきだと思うものを教えてください」という質問に対して65歳以上の方は、「予約をすると、自宅近くからバス停や駅まで送迎してくれる乗り物が導入される」という回答が最多でした。
鉄道には概ね満足しているものの、不満の理由の1位は「駅へのアクセスが悪い」、バスの満足度調査では「不満」と「やや不満」が42%で、不満の一番の理由は「運行本数が少ない」ことでした。つまり、ポイントは駅へのアクセス、運賃、運行本数です。

なぜ循環型ではなく デマンド型か

  矢作地域では矢作デマンド導入検討会議が36回開かれ、地域の方々の努力で今の矢作デマンドの形となりました。
 しかし、矢作デマンド開始前のアンケート結果では「循環型のバス」の希望が多かったが、今はなぜデマンドタクシーという形になっているのでしょうか。



【市の答弁】
「デマンドタクシーは時間や発着地の組み合わせによる自由度が高いもの。予約を入れていただくことで、空(から)で走ることがないという効率的な運営が図られている。
 自由度を高くするために登録制にし、予約制でお願いをしているが、手間がかかるというお声を聞いている。なるべく手間のない登録方法で、負担を軽減したい」

会員登録が伸び悩んでいる理由は?

  会員登録目標が5000名、1日平均利用者目標が40名に対して、会員登録者数が5月1日時点で1704名、利用者数は日平均では7・3名。思ったように伸びないのはどう考えるのでしょうか

【市の答弁】
「矢作デマンド推進会議でも話題となっている。地域の人に知られていない、知った上で現状は自家用車で移動できる、などが理由か。本来お困りなのに本事業を知らないから登録してない方が問題。周知の方法を考えたい。」


利用者の満足度は?

実際に使った地域の方々の満足度はどのようになっているのでしょうか

【市の答弁】
「利用したことがある方51人のうち91%は『また利用したい』と回答。満足度は高い。まずは一度利用していただきたい。」

登録してない人の声が重要

登録してない人の住民の声もひろうべきでは?

【市の答弁】
「登録をしてない住民の方の声を聞くことは大変重要だと思っている。意見の聞き方について地域の方と一緒に考えたい。」

駅(矢作橋駅、西岡崎駅)への 乗り入れの 要望が多い

中根議員は、駅への乗り入れについて、住民の声が多いことを挙げて、「実証実験の中で駅へ乗り入れた場合の既存の公共交通への影響を検証したいという答弁が過去にあったが、どのように検証していくのか」をたずねました。

【市の答弁】
・市の考え「既存の公共交通を活用いただいてそれを補完するものとしての導入するもの」
・バス事業者「地域にバスがあることの重要性と一時間に一本の運行本数があるのでぜひ利用してもらいたい」
・タクシー事業者「乗り継ぎを面倒と考える方についてはタクシーを利用していただきたい」
という意見が推進会議であり、駅への乗り入れは今後の課題として他の懸案事項を進める

あんくるバスのような 市域全体の公共交通を

中根議員は、安城市での、名鉄バス、あんくるバス、あんくるタクシーの施策を説明(上図)しながら、岡崎市でもあんくるバスのように市内全域の各交通拠点を結ぶ公共交通を展開することが必要ではないか、とただしました。
 市は、「市内にバス路線が46路線あり、名鉄バスがあんくるバス(13路線)と同じような機能を有していると答弁したのに対して、中根議員は、
「路線があっても一時間に一本ない路線もある。一日3本の路線もある。路線網で比較するのは違う」と指摘しました。

 

タクシー補助券の検討も

推進会議では「タクシー補助券」についての意見も出されました。
 中根市議は、江南市で行っているタクシーの半額補助などの導入も求めました。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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