活動紹介 − お知らせ

【24.01.21】中学校部活動の地域移行

ブロックごとに編成〜課題山積み、保護者と生徒の声を聞いて〜

1月15日に行われた岡崎市議会文教経済委員会で、「中学校の部活動の地域移行」についての説明が行われました。
 何十年と続いた部活動を5年間かけて学校管理下の外に置くことをめざしたものです。

大きく変わる 部活動のありかた

岡崎市は今年度から中学校の部活動の地域移行に取り組んでいます。
これは文部科学省が2020年、9月に「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」という通達の中で、,「部活動を学校単位から地域単位の取組にし,学校以外が担うことも積極的に進めるべきである」とかかれたことによります。


23年度〜 29年度で 3段階で移行

岡崎市では

〇部活動ごとに実施する学校を限定すること
〇2023年度から6年間かけて段階的に移行すること
〇文化芸術活動は、すべて地域の団体での活動とすること

などを決めました。

岡崎モデル 3段階の移行

  <第1段階目>
 子どもの活動の地域移行
 20中学校を8つのブロックに分けます。(右図)

。横娃横廓度
 比較的設置数が少ない部活、2中学校のみのアーチェリー部と弓道部
 それぞれ1つの学校(東海中、額田中)に集約。すでに実施されています。
 水泳部は来年度の秋から市内での大会がなくなるため、校内の水泳部は縮減(廃止されます)。
 希望者は民間のスイミングクラブに入ることになります。受講料は自己負担です。

  ■横娃横看度
 柔道(男子)、オーケストラ、合唱
 全中学校を2ブロック(上図の上段と下段)に分けて、それぞれのブロックに各1つの部活動をつくります。
たとえば、六ツ美中学校に柔道の部活動を作ったら、他の岩津、新香山など8校の生徒で柔道の部活動に入りたい生徒は、六ツ美中学まで移動して行います。

 同じく ハンドボール(男子)ソフトボール(女子)吹奏楽
 全中学校を4ブロックにわけて各ブロックにそれぞれ1つの部活動とします。
 たとえば 南中学校にソフトボール(女子)の部活動を作ると、福岡中、翔南中など他の6中学の生徒でハンドボールをやりた生徒は、南中学校へ移動します。

2025年度
 他のすべての部活動
 全中学校を8つのブロックに分けて 各ブロックに各1つの部活動を置きます。

 美術部、家庭科部、園芸部、パソコン部など試合やコンクールのない部活動は「文化部」などひとくくりにされている学校もありますが、2026年度から検討を始めます。

第2段階目  活動場所の移行

これまでは学校のグラウンドや体育館、武道場などで行っていた部活動を、公共施設も利用します。(たとえば小学校のグラウンドこれまでは学校のグラウンドや体育館、武道場などで行っていた部活動を、公共施設も利用します。(たとえば小学校のグラウンドや中央総合公園)

第3段階目 運営主体の地域移行

ブロックごとに運営本部(仮称、NPOを予定)をつくり、外部板業者も含めて、学校を運営主体とすることをやめます。

課題山積み 移動は保護者の責任

  授業終了後、実施している他校や公共施設への移動は、基本的には生徒本人もしくは、保護者の責任で行うとしています。
 夕方授業が終わってから移動をしてたら、活動する時間が縮小されます。
 なにより、親が送迎できない場合はやりたくてもその部活動がやれなくなります。また、移動中の事故は誰が責任を持つのでしょうか。

民間も指導に参入 勝利至上主義が なくならないと

部活動は、そもそも健康なからだをつくり、その分野での能力を高め、スポーツや文化を楽しむ子どもたちの健全な成長のためのものですが、ともすると「優勝がすべて」などのように勝利至上主義に陥っています。

 指導者が専門性を持っていることは、子どもたちの能力を向上させるうえでも必要なことですが「正選手に選ばれる機会が減る」「『いいコーチをつけて試合に勝ちたい』ということが前面に出てきてしまう」、など弊害も予想されます。

教員の負担軽減は重要 部活動だけじゃない

部活動を負担に感じている教員は少なくありません。授業が終わって、部活動の指導をしていると、授業の準備、試験のまるつけや生徒指導などはそのあとになり、長時間労働となります。土日も試合や練習でほとんど休みが取れていない教員もいます。

教員をふやそう

部活動の負担軽減も大きな要素ですが、それだけではなく、研究授業や学校行事など、の負担もあります。そもそもは、教員が少なすぎます。特に愛知県は、教員の採用が定員より不足していて、あちこちの学校や自治体で定員割れを起こしています。

焦らずに、 生徒の意見大切

この計画には、子どもたちの意見がまだ反映されていません。 焦らずに時間をかけて、徹底的に子どもたちとディスカッションをして、よりよい部活動のありかたについて研究すべきです。
 また、移動、受講料、などは保護者負担になります。保護者の声もよく聞くべきです。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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