活動紹介 − 活動レポート

【24.07.21】能登半島地震、被災者支援活動に参加して(中根よしあき)

6月27日から29日、日本共産党岡崎市議団は、元参議院議員八田ひろ子さんらとともに、能登半島地震のボランティアに出かけました。

多くの物資支援 ありがとう ございました

日本共産党は、羽咋市に共同センターを開設し、ボランティアや支援物資の受付を行っています。
能登へ行くにあたり、みなさんから頂いた物資と一緒に義援金もいただきましたので、きちんと届けてきました。

 

災害ボランティア車両は 高速代金無料

能登半島のボランティア支援には車で現地まで移動しました。岡崎市からボランティアセンターがある羽咋(はくい)市までは約400キロあり、4時間ほどかかります。通常なら高速代金が7000円弱かかるのですが、ネクスコ中日本のホームページで手続きをすると災害ボランティア車両は無料措置となります。ボランティアに参加したい方は積極的にこの制度を利用していただければと思います。

輪島市では 黒こげの車も

  能登半島の復興はまだまだ進んでいないという状況でした。石川県の高速道路は片側のみしか通行ができるようになっていなかったり、信号機は傾いたまま利用していたりという状況があちこちでみられました。
特に、輪島市では地震のあとに火事が発生したのですが、半年が経過した時点でもまだがれきは撤去されておらず、火事が出た時に黒こげになった車も未だにそのままになっておりました。まだまだ復興には時間がかかりそうでした。

仮設住宅の方にお話をきかせてもらいました

能登半島のボランティア活動の中で各地の仮設住宅に避難されている方に話をきかせてもらいました。
ボランティアセンターのある羽咋市では地震による液状化現象で家が傾いた方が多くいらっしゃいました。今までアパートに住んでいたが、液状化現象で傾いてしまい、仮設住宅に避難してきている。そのアパートがどうなるかわからないのでこの先が不安という方がいました。

津波のあった 白丸地区

また、能登町の白丸地区津波で街のほとんど被害を受けており、白丸地区の方がほとんどまるごと仮設住宅に移ってきておりました。「知り合いが周りにいるからそういう点では安心できる」「もう津波があった海沿いには家は再建できないから高台に公設で住むところを用意してほしい」などの地域の要望は共通していることが印象的でした。親戚のところに避難していたが、この仮設住宅の2次募集で当たったので戻ってきた、という方もいました。

地域のコミュニティを生かす

白丸地区と羽咋市の話をきいた時に白丸地区の方が被害は甚大なものとなっておりましたが、地域コミュニティがそのまま仮設住宅に移ってきていることが仮設住宅での避難生活の上で役に立っていると感じました。見知らぬ人が隣に住んでいるのはやはり不安になると思います。
でも、今まで同じ地区に住んでいる方ばかりであれば、仮設住宅での信頼関係は一から形成する必要がないため、避難生活でのストレスは和らぐのだと感じました。そして、この地域から出てくる要望も共通しておりました。また、仮設住宅でも安心して住むことができるとわかれば戻ってくる方も出てくる。地域のコミュニティを大切にすることがその街を復興するのに一番の近道になるのかもしれないと感じました。
 

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鈴木まさ子 中根よしあき
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