活動紹介 − 議会報告

【25.07.06】2025年の予算編成について(鈴木まさ子 一般質問)

岡崎市議会6月定例議会の一般質問で、鈴木まさこ議員が2025年度予算についての一般質問を行った内容をご紹介します。

予算削減したことへの説明が不十分

今年2025年度、岡崎市の予算は補助金をはじめとした様々な予算が削られ、市民生活に大きな影響を及ぼしています。
 例えば、市民センター中長期講座の廃止で、毎年『次はどの講座を受けようか』と楽しみにしていた方々たちを失望させました。次年度の準備を進めていた講師の皆さんも、突然の打ち切りで戸惑いました。合併の時に残してもらったふれあいデイサービスは48名の利用者ですが、介護保障の削減でデイサービスや今ヘルパー事業者が撤退する地域も増える中で大切な役割を果たしています。子ども会も年々減少していますが、岡子連への保険料補助を廃止したことはさらに減少に拍車をかけるのではないでしょうか。補助金対象団体や人に十分な説明がされていません。

基金(貯金)の積み立ての目標なし

財政調整基金も150億円まで積み立てたいとしながら、明確な日時の目標もありません。特に今、物価高騰や賃金の低迷で市民の暮らしが苦しい時に市民から預かった税金を、その救済のために使わずに貯金に積み立てるべきではありません。

困っているのは市民の生活

わずかな年金暮らしの人が一日二食にして暮らしている。薬を半分に割って飲んでいる。お風呂の回数を減らしている。そうしたこの物価高を乗り越えています。食べ盛りの子どもたちが遠慮しながらご飯のおかわりをするそういう市民生活にこそ焦点をあてるべきです。

市の基金が減った理由は?

前内田市長任期中に財政調整基金は20億円減少しました。
2013年には残高146億円と、あと一歩で150億円でした。内田市長の前の在任中、財政調整基金は20億円減少しました。その後2021年に130億円まで持ち直しましたが、今は100億円を切っています。鈴木市議は、昨年度残高が90億円と大幅に減少した理由を尋ねました。
 財政調整基金を今までより10億円多い55億円取り崩した理由は市税収入は増加傾向にあったものの、それ以上に人件費や扶助費の大幅な増加があったこと。また、西部学校給食センターの整備などがあったと答弁がありました。
ばらまきがあったということではないということがはっきりしました。
 

PFI事業が歳出を圧迫している

  鈴木市議は、相次ぐPFI事業のために2025年支払いがピークに達した(下図赤線グラフ参照)ことを示しながら、「歳出のコントロールが難しくなっている」と指摘。財政の中長期計画を立てるべきと提案しました。

 

内田市長は共産党の要望は聞かない??

鈴木市議は、「内田市長がある会合で『共産党と一緒にやっている人たちの要望には絶対に予算をつけない』という趣旨の発言をされたということを聞いたがこれは事実か?」と質問。
内田市長は答弁に立ちませんでした。
この発言は、多様性を認めない。差別をする発言です。要望を出す人とか団体によって受けるか受けないか決めるというようなことがあってはなりません。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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