活動紹介 − ブログ
【25.08.10】岡崎市議会の議会運営を比較してみた〜短い一般質問時間〜
岡崎市議会は 一人30分(答弁含む) 下位4分の1
一般質問は、議員が市が所管する事務について、自由なテーマで質問できる時間です。
一般質問を実施していない議会はありませんが、その方法はさまざまです。
今日は、一般質問の時間に注目してみました。
下の表は、全国の中核市61市の一般質問の時間を比較したものです。
一人当たりの時間制限、会派での時間制限、年間の時間制限、職員の答弁を含むか含まないか、などの様々なルールの違いがありますが、比較をするために、職員の答弁の時間を含まない議会については、議員の持ち時間と同時間を答弁すると考えて、すべて、答弁を含めた時間(想定)で比較しました。
会派持ち時間制の議会は 少数切り捨て
一番少ない自治体は、奈良市で、制限のない自治体が川越市と和歌山市です。
奈良市は、一人当たり15分で会派にその人数分割り当てられるので、他の議員の時間を使って、60分質問ができる議員もいます。
無所属議員については、1年間4定例会で合計60分で、一定例会で60分使ってしまうと、残りはまったく質問ができないというルールです。
せめて60分の 質問時間を
岡崎市を含めて30分以下の議会は、全体の26%です。
一番多いのは、60分で、全体の約半数となっています。
一般質問は、市民から寄せられた要望を提案したり、市政運営を批判・指摘できる場です。岡崎では一人30分しかないため、2つの大項目を取り上げるのが精一杯。あふれる市民要求を落ちこぼしてしまいます。
3月議会でも 一般質問を
かつ岡崎市は3月議会は、代表質問だけで、会派代表者以外は、一般質問が行えませんので、さらにその機会が狭くなっています。
日本共産党岡崎市議団は、せめて60分以上の質問時間を保障することと、3月議会での一般質問の実施を求めています。