活動紹介 − 議会報告
【11.06.22】小中学校教室に扇風機 請願 否決される
設置は今年度末で3割
岡崎市6月定例市議会に「小中学校の教室に扇風機の設置を求める請願」(新日本婦人の会)が提出され、日本共産党岡崎市議団(きまた昭子市議、鈴木まさ子市議)が紹介議員となり、環境教育委員会(6月14日)で審議されました。
岡崎市では、2011〜13年度にかけて最上階の教室のみに設置される予定で、これまで耐震工事が行われ通風が悪くなった教室に設置されたものを加えてもまだ全教室の約3割です。
他の会派からは下記のような意見が出され、全会派否決しました。また、22日の本会議では、日本共産党をのぞく全議員は意見も述べず、否決しました。
日本共産党市議団は、委員会で出された各会派の意見をふまえ討論を行いました。
財政厳しい?
財源がない?
「趣旨は理解できるが財政に限度がある」と言いますが、財政が厳しいと言うことを議会が理由にする必要はありません。
子どもたちのために財源がなければどの予算が削れるかと考えるべきです。例えば悠紀の里整備計画5億円は、今すぐ必要な施設ではありません。旧本多邸の復元5億円よりも子どもたちの健康や勉強できる環境をつくることの方が優先でした。
議会もがまんしている?
「委員会も冷房を切っている」といいますが、9月の教室は40度を超えたこともあります。市長や議会が40℃になったときに冷房を入れずに仕事や議会ができるでしょうか。
なお28℃を超えた議会最終日、議場には冷房が入りました。
将来は付けるから?
「将来的に全教室につけるのだから」といいますが、いつになるかわからない遠い将来ではなく、今、現状が酷暑なのです。
請願が採択されればもっと早く進むのに
その他、緑のカーテンについては、「室温低下効果は2℃」「3〜4階では緑のカーテンはできない。子どもにさせるのは、危険」という市民の意見もあります。
趣旨が理解できるならば、請願を採択し、市長に対し、議会として要望すべきです。そうすれば、市長も予算をつけざるをえなくなるのに残念です。