活動紹介 − 市政情報
【17.09.17】乙川リバーフロント事業費 1億4千万円の増加
照明設備の計上漏れ
乙川リバーフロント事業開始当初18億4600万円の計画だった乙川人道橋。 昨年、橋脚の下の岩の調査不足で、4月にわざわざ臨時議会を開き、工期延長などで2億6500万円を増額。予定事業費21億円となりました。
ところが、今度は、橋の高欄(欄干)につける照明器具の計上を忘れていたということで、9月議会でさらに1億4600千万円の増額補正をします。
委員会で反対をしたのは、日本共産党市議団と無所属議員でした。
市の責任と設計者の責任
予備設計の段階で、照明と高欄は別設計をしていました。そのため、基本設計の段階で、橋の照明に要する経費を計上漏れしました。
人道橋の予備設計および基本設計をしたのは財団法人リバーフロント研究所です。この研究所は、国の外郭団体ですが、ソフト事業中心の団体で、以前の議会で「設計のできる設計士がいるのか」という党市議団の問いに、当時の副市長は「設計士がいるかどうか不明」と答弁をした問題視されている研究所です。
今回の計上ミスは全くの市の職員による人的ミスと他会派は言っていますが、設計の段階で、設計者が気づくことがなかったのか、と日本共産党は指摘しました。
グレードよりも歩行者の安全を
照明の概要は、 内側(橋面)に向けて高欄(高さ110センチ)の中央部分と足元の部分に横一直線のラインLED照明を橋の長さだけ取り付けます。
また外からの景観を考えて、橋の側面にラインLED照明を入れます。
党市議団は「通常の橋の照明の様に、上からの照明にした場合との費用の比較検討はしたのか」という問いに対して「検討はしていないが、大平町の新丸山橋の照明の場合は、数100万円だった」と答弁をしました。
人道橋の照明がいかに高額であるかがはっきりしました。