活動紹介 − 議会報告
【17.09.17】条例制定・空き家バンクの創設を(市議会議員 きまた昭子の一般質問)
空き家トラブル各地で
先日、空き家となっている隣家に野良猫が10数年住みついて、周囲の家に入って来て困っているという相談がありました。
また別のお宅では、「長年特養ホームに入所していた母親がいつも『家に帰りたい』と言うので『母親の生きている間は、いつ帰って来てもいいようにと家を維持しておこう』と嫁いだ2人の娘さんが、空き家になっている実家の固定資産税と火災保険をはらってきましたが、母親が亡くなり家を解体し更地にして駐車場にされたという事例です。
また別のお宅では、隣2軒が空き家で、不用心だからと隣家の植木を年2・3回、自前で刈込をしているとのことでした。
空き家対策計画
2015年、国は「空き家対策特別措置法」を施行し、岡崎市でも昨年6月議に空き家対策協議会が設置されました。
現在、岡崎市建築部に空き家対策係を設けて、空き家等対策計画を策定し、公表の準備を進めています。
また、今年8月24日に、関係団体(シルバー人材センター、宅建協会など)との協定締結し、市民から寄せられる管理が不十分な空き家の現地の調査、所有者の特定、指導を、また、空き家所有者からの相談にも応じています。
空き家バンク・空き家条例を
きまた議員は、埼玉県ふじみ野市で設置された「空き家バンク」を紹介しました。
自治体が空き家の登録をつのり、宅建協会に協力依頼をおこない、専門家に物件の調査をしてもらって、市の広報やホームページ・窓口で情報を提供するもので、宅建業者が空き家の所有者と利用希望者の調整・媒介をおこなうものです。
また、空き家等の跡地の有効利用に自治体など公的機関が関与して、管理や活用を支援する制度や仕組みをつくり、地域住民の安全を確保するために「空き家等適正管理条例」を制定すべきと提案しました。