活動紹介 − 議会報告

【17.10.15】公共施設廃止、人道橋建設に反対

9月29日に、岡崎市議会9月定例市議会が終了しました。
日本共産党は、17本の議案のうち、11本の議案に反対をしました。
反対した議案の主な内容は 公共施設の廃止、人道橋工事、JRペデストリアンデッキなどの不要不急の土木事業、マイナンバー関連、PFI事業、などです。

母子寮(いちょうの家)の廃止

いちょうの家を廃止して、現在指定管理を受けている社会福祉法人若竹荘に、土地を無償貸与、建物を無償譲渡します。
 愛知県下には、13の母子生活支援施設があります。民間が7、公設民営で指定管理を行っているのが、名古屋市で2・春日井市1・犬山市1・岡崎市1の5か所、市直営が一宮市1です。
若竹荘はこれまでいちょうの家の管理運営を行ってきました。しかし、母子世帯の自立を支援するためにも、市がかかわっていくべき事業です。いったん民営化されたら公共で再開することは困難になります。よって今回の民営化提案に反対しました。

農村婦人の家の廃止に反対

額田地域の牧平町にある農村婦人の家の土地及び建物を地元の町内会に無償譲与します。
 地域のコミュニティの核となる施設の維持費を地元負担にすることは、過疎をますます促進させることになり、反対しました。
 額田地域内でも48の町内会が独自に公民館を持っているということですが、今後建て替え改修については地域の特性を考慮した補助制度も考えるべきと意見を付けました。

乙川人道橋の工事その2

右岸側の橋台1基と橋脚1基の建設工事を3億4344万円で契約する議案でした。その1工事はすでに完了をしており、橋脚2本が川面に並んでいます。しかし、市民のなかから、いまだに「橋」についての批判があります。「橋を作るなら公園をよくしてほしい」「児童館をつくってほしい」など子育て世代の声がネットを通じて聞こえてきます。今回も生きている桜など樹木11本の伐採があります。
 また、その3工事で予定していた橋の照明の予算が計上されておらず、総額が21億605万1千円から22億5276万6千円へ1億4671万5千円の増額となりました。
 1億4671万5千円のうち8000万円は照明器具と取り付け費用で残りが取り付けるための高欄の部材のグレードアップということですが、新丸岡橋(岡・丸山町)の場合は、照明費用は数百万円でした。豪華な照明は必要ないと考えます。

シビックコア地区整備推進事業 ペデストリアンデッキ整備工事

  JR岡崎駅東口で、改札口から交流拠点施設に約100m、東側に延長約40mの歩道幅3m〜6mの空中通路を10億9080万円で幸二をします。
 建設目的は、民間の交流拠点施設への誘導、横断歩行者が原因の渋滞の解消ということですが、駐輪場利用者、駅利用者には今の平面移動の方が便利であり、ペデストリアンデッキの必要性はないと考えます。横断歩道を渡る人によって、美合線の渋滞が生じていることはありますが、このデッキができることで、横断歩行者が減るとは考えづらいものです。現況でペデストリアンデッキをつくる必要は交流拠点施設いわゆる結婚式場に有利になるのみと考え反対しました。

就学援助金の入学準備金を事前に支給

今回、全国的な運動の成果として就学前の子どもおよび中学校入学前の子どもたちの就学援助金の入学準備金が事前に払われるようになり対象となる世帯にとって大きな負担軽減となりました。党市議団も要求してきたことであり、その点は賛成ですが、残念ながら今回の条例改正は、子育て関連の個人情報をマイナンバーと連携させるための独自条例改正で反対です。マイナポータルから申請すれば、手続きのための所得証明や全世帯の住民票を取得する必要がないということですが、そのためには、マイナンバーカードやそれを読み取るためのカードリーダーが必要です。情報連携量を膨らませていけば漏洩した場合の被害はさらに大きくなります。従って反対です。

額田センター開館、使用料倍増

  額田支所、額田図書館、ぬかた会館を統合した額田センターが来年2月に開館します。
 今回、「親子でくつろげる遊び場スペースが欲しい」という地元の要望に応えてプレイルームを設置します。同じ名称でも地域交流センターのつどいの広場とは違うため、保育士の配置はないとの事ですが、子育て支援のためにも今後保育士の配置を要求しました。
 額田の方々が待ちわびたセンターですが使用料について、たとえば、ぬかた会館の時には9時から17時まで研修室を日中一日借りても800円だったのが、額田センターでは研修室は登録団体で1820円、登録団体以外では3640円となります。岡崎市全体の標準的使用料の設定を適用しているとはいえ、今まで気軽に使うことができた料金から大幅値上げに反対しました。

まちバス 東岡崎乗り入れ

まちバスを東岡崎に乗り付けるための、バス停設置、時刻表や案内板の変更、人件費などの変更による増額補正です。日本共産党市議団は、市民からの要望で、長年東岡崎への乗り入れを要望してきました。
 本来ならば、バスターミナルに入れて、より電車への乗り継ぎに便利にすべきですが、ご努力いただいた結果と思います。将来的には、バスターミナルに乗り入れることを求めました。
 運行時間が20分長くなることで、時間本数を2本から1本に減らすことは、さらなる利用者の減につながり、利便性を悪くすることで残念ながら反対しました。今後については検討するという回答もあり、乗った方の意見を聞いて増便することを要求しました。
 買い物バス券と施設を利用した場合の割引券を廃止するということですが、刈谷市や碧南市、幸田町では運賃無料です。 加盟店の負担もあると言うことですが、加盟店の意見をよく聞いてできる限り継続を希望します。
 また、乗り継ぎ券は全乗車人数の43・7%しか発行されていません。 半数近くのお客様が、1回の乗車だけです。せめて1乗車100円に引き下げるべきです。


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