活動紹介 − 議会報告

【19.09.08】予防接種・介護保険改悪(市議会議員 新免はるかの一般質問)

帯状疱疹予防接種補助を

  帯状疱疹は、神経節に潜む水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開する事で発症します。
 初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染するのは子どもの頃がほとんどで、水ぼうそうとして発症します。水ぼうそうが治った後もウイルスは潜んでおり、加齢や疲労・ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスの活動が再開し、帯状に痛みや発疹が現れます。

患者は60万人

小規模調査の結果では、50歳までは千人・一年当たりの罹患率は3・0以下ですが、50歳を超えると上昇。70歳代で8・0まで上がることから、全国で約60万人の患者がいると推定されます。
 国立感染症研究所によると、日本の成人の約9割は体内に水痘・帯状疱疹ウイルスを持っていると考えられるそうです。

早期発見と予防接種

帯状疱疹は治療が遅れたり、治療しなかった場合、障がいや後遺症として残ることがあり、早期発見と治療が必要です。
 予防には50歳以上の方へ予防接種の一定効果が認められ、生ワクチンは2016年3月に、不活化ワクチンは2018年3月にそれぞれ承認をされました。

高額なワクチン

しかし、生ワクチンは副反応の可能性がある事と、がんやリュウマチ治療で免疫が低下していると使用できません。不活化ワクチンは副反応は発生しにくいものの、複数回の接種が必要です。
 生ワクチンは1回の皮下注射で約8千円。不活化ワクチンは2回以上の筋肉注射が必要で1回当たり約1万5千円かかります。

名古屋市が助成

名古屋市は来年3月から50歳以上に半額の助成を始めるとのこと。
 岡崎市では「国の審議会がワクチンの定期化を検討し始めたのが2016年6月であり、費用対効果を検証中。定期化決定後に副反応が問題になったワクチン例もある為、国や他市町村の動向を注視していく」との答弁がありました。
 長年帯状疱疹の治療にあたってきた医師も予防接種を勧めています。新免議員は助成制度の創設を要望しました。

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鈴木まさ子 中根よしあき きまた昭子
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