活動紹介 − 議会報告
【20.09.13】新型コロナウィルス感染防止対策 積極的検査と隔離(鈴木まさ子 一般質問)
9月定例議会は、コロナウィルス感染症防止を理由に、一般質問の時間が通常の50分から30分と短縮されました。
日本共産党市議団(鈴木まさ子市議)が取り上げた一般質問を報告します
PCR検査増やせ
疫学的に新型コロナウィルス化感染拡大の防止に有効な方法はなんですか?
<保健所長>
発症者を特定し隔離をすること。また、その濃厚接触者を早期に調査し感染拡大を防ぐこと。今行っている積極的疫学調査(PCR検査)を地道に行うことが最善と考える。
個人の行えることは、マスクの着用、手洗い励行等新しい生活様式の実践。
現状の検査数は?
7月15日から8月21日までの岡崎市の感染者、検査実施、濃厚接触者は下の表の通りです。
検査対象者を増やせ!
先日起きた市内高齢者施設でのクラスターでは何人の検査を行ったのか。
<保健所長>
従業員および施設利用者76人に検査を行った。(感染者は9人)
しかし、それでも岡崎市は、検査対象者を国の基準以上には増やさないといっています。
感染者ひとりあたりの検査件数は、まだまだ少なすぎます。
上の表を見てもわかる通り、感染者一人当たり濃厚接触者は平均4・4人。検査をしたのは、感染者一人当たり約10人です。
これは、国がさだめた検査対象者に限定しているためです。
国基準を超えた検査を
9月定例議会で、岡崎市は検査を民間医療機関に委託します。
しかし、ボトルネックとなる基準を変えなければ検査は増えません。
世田谷区式の「いつでもだれでも何度でも」の検査をするよう、国に検査のための予算を求めるべきです。
若い世代への生活支援を!
残業や夜勤が減って収入が激減しローンが払えないという労働者の実態をつかんでいるか。
<福祉部長>
把握していないが、生活困窮で相談に来ている人が急増。4月から7月の間に新規相談935件中10代が2件、20代が104件、30代が185件と全体の3割。
相談窓口の対応に努めるが、今まで以上の新たな施策を講じる考えはない。
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ある学校で修学旅行の説明会で、中止になったときのキャンセル料を保護者負担だという説明があった。文科省のQ&Aでは、国の補助対象となっていて、条件を満たせば国が支援をする。としているが、こうした細かなところに市が心を寄せる姿勢が必要です。
市長が8月7日に更新した市民へのメッセージは「感染防止3つのお願い」を述べるだけ。
「感染は自己責任ではない。そのために岡崎市のが何をするのか、市長は市民に伝えるべき」と鈴木市議は意見を述べました。