活動紹介 − 議会報告
【20.11.10】市民ひとり5万円の給付 議会が結論を先延ばし
11月9日に行われた岡崎市議会11月臨時議会本会議で、市民ひと5万円支給の市長公約「おかざき市民応援給付金」の議案が審議されました。
議案撤回しない
冒頭、自民清風会から11月7日に報道された朝日新聞の記事についてその真意を確かめる動議が出され、市長は「本日、論議をし、結論を出していきたい。議案の撤回の話はしていない」と説明。
その後、議案の審議が始まりました。
議員からは、主に「基金を全額取り崩す事への不安」について質疑が行われました。
基金をもつ担当の部長からは、
「基金がなくなると、改修や修繕ができずに、使用できなくなる施設などが発生する」
「緑化の補助金が受けられない」
「東岡崎は基金があると名鉄との資金の話し合いがスムーズにいく。」
などの答弁が出されました。
日本共産党鈴木まさ子市議は、
「具体的に使えない施設はどこがあるのか」
「一、二年の遅れで施設が利用できないような事態は、これまでの行政運営に問題があるのではないか。現に、お金が無くて街路灯や側溝整備がお金がないのでできないと言われてきた地域がたくさんある」
「30万円の補助金がもらえないと緑化の推進ができないのか?」
などと事実を確認。その後の質疑でも、党市議団は、「バスや少人数学級などの公約の実現に影響はないのか」と質問。市長は「取捨選択をしていきたい」と答弁しました。
議決は十八日に先送り
質疑が終了し、討論直前に、自民清風から、「市長の答弁が抽象的なので、具体的な来年度の予算の資料を求めたい。そのため、会期を18日に延期したい」とする動議が出されました。
日本共産党市議団は、「今朝の市長への質問で、原案のまま審議をすると受けてたった。議会もそれを受けて、今日議決をするべき」と意見を述べましたが、賛成多数で、議決が18日に延期されました。
反対をしたのは、日本共産党の2人と無所属議員の2人の計4名でした。
本日、傍聴に来た方、ミクス放映やネット中継を見られていた方を始め、結論を期待していた市民への裏切りでもあります。