活動紹介 − 議会報告
【23.01.08】「断らない相談」(鈴木まさ子 一般質問)
全庁挙げて 生活困窮者支援充実を!
神奈川県座間市の「断らない相談支援」を視察してきました。岡崎市では、ふくし相談課が作られ、生活困窮を中心にさまざまな相談が寄せられています。よりよい相談窓口にするために提案をしました。
なぜ「断らない相談」ができるのか
座間市がなぜ「断らない相談支援」ができるのか・・・その理由の一つは、全庁的な支援です。
すべての窓口の職員に対して「きづいてつなぐ相談チャート」が配られ、来庁者の様子を見て、相談の窓口につなげることが日常的に行われています。「イライラしている、言葉が支離滅裂、疲れている、目線があわない」など、気づいた方を相談支援につなげる努力がされています。
岡崎市でも税や国保料の滞納から、生活保護などの支援につながった例はありますが、全庁挙げての体制ではありません。市として「受け止める」ことが必要です。
窓口は職員で
もう一つ岡崎との違いは、座間市では、窓口がすべて職員(非正規含む)で行われています。「相談窓口は市にとってもっとも重要な課題を受ける場所ですから、職員が受けるのは当然です」といっています。岡崎市は、社会福祉協議会、愛恵協会など委託の専門職に窓口をお願いしています。もちろんふくし相談課がチームとして職員も対応していますが、窓口は職員で、委託事業者は社会資源として支える側になるべき、と意見を述べました。
岡崎市の会計年度職員(非正規)の給与の低さ
岡崎市では福祉職の給与が低い、と言われています。たとえば、児童虐待の相談を受ける家庭児童相談員は、岡崎市では月額給与が16万78455円ですが、豊田市では、26万1600円と月額10万円のひらきがあります。
これでは貴重な福祉の資格を持った専門職が、市外に流出するのは当然です。待遇の改善を求めました。
補正予算から〜わんパークの 木製遊具撤去〜
2010年に開設されたわんパークの大型遊具が事故発生の危険があるということで撤去となります。条例には、「こどもが豊かな自然と触れ合い、のびのびと安心して遊ぶことができ、かつ、自然の恵みを学び自然を身近で大切に感じる心をはぐくむことを目的とする施設」とあります。木製の遊具のある公園は少ないです。ぜひ、新しい木製遊具の設置をお願いしました。