活動紹介 − 議会報告

【24.07.07】低学年でのタブレット利用に疑問(鈴木まさ子一般質問)

すべての小中学生にタブレット端末を支給したギガスクール構想も更新を迎える5年目になります。すべての小中学生に1人一台のタブレットが貸与されています。

意見を言いやすい利点はあるが・・・
みんなが一斉に意見を書き込み、教師が一度にそれを把握し、授業に生かすことが出来るようになるのは、手を挙げて発言するのが恥ずかしい子どもたちにも自分の考えを発表できる場として有効に使われているようです。

かえって学力低下に
しかし、よいことばかりではありません。
文科省の「令和4年度全国学力・学習状況調査報告書」によると、「ICT機器を勉強のために使っている時間が3時間以上の生徒は30分未満の生徒よりも全国の平均正答率が小学校で11%、中学校で12%下がっている」という結果が出ています。
OECD生徒の学習到達度調査の結果を分析した マッキンゼーアンドカンパニーによるレポートでも「世界的に見て、最高の結果が得られるのは、教師だけがデバイスを利用している場合です。生徒がデバイスを独占的に使用するとどこでも結果が大幅に低下します」と報告しています。

せめて低学年ではしっかり読み書きを!
鈴木市議は、「せめて子どもたちが 読む、書く、計算する、など基礎をつける低学年においてはタブレットの導入をしないこと」を求めました。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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