【24.09.01】高齢者の移動手段の確保を（中根よしあき　一般質問）

中根よしあき市議は８月22日の一般質問で、

１．高齢者の移動手段の確保
（１）シニアカーの購入補助
（２）高齢者のタクシー利用料助成制度

について質問しました。

シニアカーの購入補助

「自分の意思で動きたい」
近くのコンビニやスーパーへの買い物くらい、自分の意思で行きたい、町内で知り合いの家に行きたい、近所の畑に出かけて農作業をしたいシニアカーはこういう希望を叶えてくれます。
自動車から乗り換えれば環境にも優しく、二酸化炭素の削減にも貢献できます。電動の自転車よりも、４輪で安定しています。スピードが出ない分、安全です。高齢者の移動手段として向いています。健康寿命の増進にもつながります。

「シニアカーの購入に補助を」
中根市議は、「シニアカーへの補助についての考え」をたずねました。
市は「高齢者の移動支援は課題と認識している。要介護２以上の方は、介護保険の福祉用具貸与として可能。現在補助はかんがえていない」という答弁。

「他市では実施　介護前が必要」
田原市では、過去五年以内に免許を自主返納した方で70歳以上の方、介護認定を受けていない方にシニアカーへの購入補助を最大10万円行っていることを紹介。介護保険の対象となる前に必要であることを強調。
介護保険でのレンタルの場合、要介護２以上が対象で月に２〜３千円、介護保険外のレンタルの場合は２万から２万５千円程度かかります。
一年半以上乗るのであれば、購入した方が安い場合もあります。どちらにしても年金生活の方には大変です。

「健康寿命を延ばそう」
健康寿命を延ばすことが本人にとっても本市にとっても望んでいることです。中根市議は、外出が遠のくことで健康寿命を縮めないように、シニアカーへの補助の実施を求めました。

高齢者タクシー利用料助成

以前は寿バス優待券があり、タクシー料金にも使えました。
中根市議は、タクシー利用助成を再び導入する考えについて質しました。

市は「寿バス券は、介護保険制度や社会情勢の変貌で平成21年度末に廃止した。今後は、自助共助公助の連携で解決することが必要。今のところタクシーの利用料金を助成する予定はない。愛知県タクシー協会が70歳以上の運転免許返納者を対象に、タクシー運賃の1割引を行っている」と答弁。

「西三河で実施していないのは、岡崎市と高浜市だけ」
中根市議は、豊田市、豊橋市、刈谷市、安城市の例を紹介しながら、西三河では、岡崎市と高浜市だけが高齢者タクシーへの補助をしていないことを指摘。「２０１８年度の答弁で『他市の状況も視野に入れ、今後も必要に応じて研究調査をしていく』とあり、調査研究が行われているのか」を問いました。
市は、「介護予防事業に重点を置き社会参加の促進を図る。今後、事業の優先順位を考えながら研究する」とだけ。
中根よしあき議員は「岡崎市でも高齢者の外出支援としてぜひとも、タクシー利用料金助成を」と強く求めました。

「署名にご協力ください。」
高齢者タクシー利用料金補助を求める請願署名を行っています。
ご協力をお願いします。