活動紹介 − お知らせ

【24.11.24】先発薬品10月から負担増

インフルエンザのタミフルなど109品目対象

◆先発薬品 = 最初に開発・承認・販売された医薬品のこと

◆後発薬品 = 先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、同一経路から投与する薬。効能・効果、用法・用量が原則的に同一であり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる医薬品のこと。
 研究開発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安い。いわゆるジェネリック薬品。  

長期収載品 差額の1/4を 保険からはずす

  後発薬品が発売されてから5年を経過した先発薬品(=長期収載品といいます)を使う場合、後発薬品との差額の1/4に消費税をかけた金額が保険適用外となります。先発薬品を使えば本人負担が増えるため、安いジェネリックを選択せざるを得なくなります。

【例えば】
 インフルエンザ治療薬の「タミフル」や保湿薬の「ヒルドイド」など1095品目が対象になります。

【例えば】
1錠200円の先発薬の場合、3割負担の患者ならば現行60円の自己負担です。
しかし、5年経過した後発薬が100円であった場合、自己負担額は80円となります。1錠あたりはわずかでも100錠200錠となれば負担が増えます。また差額が大きいほど負担も増えます。

すべては医療費 抑制のため

ジェネリック薬品を拡大することで国は医療費抑制を進めています。咳止めや風邪薬などが不足をした時期があり、医療機関でも困っていました。
メーカーの不正問題に端を発した供給不安でしたが、医療費抑制を進めたがために、ジェネリック薬品の製造が追いつかなかったという政治の責任でした。

患者の申し出 では、選択不可

医師が認めた場合や後発薬品が入手できない場合は引き続き保険給付されます。
患者が希望した場合は、負担増となります。
患者の希望でも使用感や効き目が違うとか医療上の必要性が理由になっている場合があります。
負担額が大きすぎると受診控えにもつながり重症化リスクを生じると指摘している日本医師会の委員もいます。
9月議会では、岡崎市民病院でもこれによって、料金が変更になるための条例改正が出されました。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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