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【25.06.22】ホテルが再び??

岡崎市議会6月定例議会の一般質問で、太陽の城跡地へのホテル誘致について、磯部議員(自民清風会)が一般質問を行いました。
内容をご紹介します。

フルサービスホテルを想定

ホテルには「フルサービス」「セレクトサービス」「リミテッドサービス」「ビジネス支援型」があると、市が説明。岡崎市は「フルサービス」型をめざすとのことです。
 (総合政策部長)「フルサービス型は、宿泊だけでなく、レストラン、宴会場、会議室、エスパー、ルームサービス、など滞在型の複合施設。すべてがそろう、高水準のおもてなし、多様なニーズに応えられる、ブランドという魅力があり、質の高いサービスが得られる」とし、たとえば ヒルトンや帝国国ホテルを例に挙げました。
 「観光や会議、結婚式とさまざまな目的に対応し、地方の中核都市では、インバウンドの増加で国際基準の宿泊施設は不可欠」ということが誘致の理由です。
 つまり、岡崎市は「フルサービス型」のホテルの誘致を目指すということです。

需要は難しい 市民にも利用?

  市の調査結果として 「東京・大阪・神戸・福岡などはホテルの新規出店意欲が見られるが、名古屋圏では、宿泊需要が難しく、名古屋駅周辺に限定されている」としています。
 さらに総合政策部長は「シンプルな宿泊機能を提供するビジネスホテルのようなものではなく、宿泊機能と会議やレセプションなどを行う複合的機能を有する施設を誘致したい」としています。
 内田市長は「観光客だけではなく、多くの市民が一度は 泊まってみたいとあこがれる 非日常の素敵な時間を過ごしていただけるような場所。カップルでホテルで食事、記念日に家族で会食、夕陽のそばの岡崎城と乙川を眺めながら、ホテルに泊まってのんびりと過ごしていただける機会ができる」

市長は全力でがんばる 戻ってきた理由

「岡崎医師会の百周年。 岡崎信用金庫創立120周年も葵ライオンズクラブの総会も市外でおこなった。そんなことはもう、ごめん。ホテル誘致へのかわらぬ情熱こそが、一番の原動力。四年前に、千載一遇の絶好のチャンスを逃した。今回は絶対にミスするわけにはいかない。さらに全力で頑張る覚悟。それこそが私がここに戻ってきた理由の一つ」と述べられました。

豊橋・豊田は民間

<日本共産党岡崎市議団のホテル誘致についての考え方>

中核市である豊田市も豊橋市も、コンベンション施設のあるホテルがありますが、市が直接税金をつぎ込んだ施設ではなく、再開発事業はしたものの、民間のコンベンション機能を備えたホテルです。
 市の税金を使わず、ホテルが誘致されることについて反対するものではありません。市の土地を安く貸す(定期借地)の場合も、集客の可能性、採算性、などを検討すべきです。
 これまで4代にわたる市長が手掛けながら、成功してこなかった根底に何があるのか、市民とともに考えるべきです。

今、がんばるべきは 市民生活への支援

「ホテル事業者がコンベンション機能も含めたら採算が取れない、だから市がコンベンションをつくってホテルを誘致する」というのが4年前の理由でしたが、「80億円もかけて市民が使えない施設を作るべきではない!」と市民が声を上げ、事業はストップとなりました。
 いま、行政が情熱を傾けるべきは、物価高騰で苦しい市民生活をどう支援するのではないでしょうか。
 また、観光の街にするのであれば、公共交通、トイレ、食事場所、など、おもてなしのできる設備と、観光の街にするという市民との合意が必要です。

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鈴木まさ子 中根よしあき
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