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【20.04.26】コンベンションホールって何?〜その5〜
PFIの資金
PFIは private finance initiative プライベート・フィナンス・イニシアチブ の略です。
つまり「民間資金の活用」という意味。建物の設計から数十年間の維持管理費を含めて契約します。
げんき館が岡崎市で初めてのPFI事業でつくられた公共施設ですが、この時は、総事業費106億円、で毎年建設費と維持管理費を25年で分割してほぼ定額支払っています。(金利や、人件費など変動あり)
市が公共施設を建築する場合、建築完成時に全額請負業者に支払いますが、PFIなら、多額の初期費用が不要、というのが売りでした。
ところが最近では、建物引き渡しの時に建設費の75%を支払い残りの建設費を15年間で分割する(期間も短縮されている)ことが多くなりました。
PFI法改正のまえは、げんき館のように、行政が資金を持っていなくても民間が資金を調達して、市が分割支払いをすればよかったのですが、現在では、最初に多額の資金が市に必要になります。
結局、行政が多額の資金を用意しなければ建設できず、当初のプライベートファイナンスの意味がなくなっています。
行政資金をあてにした 大型公共事業です。